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CV:種﨑敦美(アニメ版)/演:内田理央(ドラマ版)


概要編集

六壁坂村で300年続く、味噌作りで成功した一族「大郷家」の一人娘。来春、大学を卒業する予定。

両親には非常に溺愛されており、運転手の送迎で大学まで片道2時間以上かけて通学したり、高窓修一という婚約者もいる。しかしそんな籠の鳥のような生活を窮屈に思っているのか、庭師の青年・釜房郡平と密会を続けていた。


しかし、令嬢である自分が庭師でしかない郡平と結婚することは到底無理な話であることは重々承知しており、既に婚約者がいたこともあり、ある日郡平に別れ話を切り出した。しかし郡平は聞き入れようとせず、口論になり、カッとなって彼を突き飛ばしてしまうが、倒れた拍子に郡平は後頭部にゴルフクラブが刺さり死亡。


上記の事故により、図らずも郡平を死なせてしまったことで動揺する楠宝子。救急車か警察に連絡すべきか考えられるが、「もし事件になれば自身は逮捕されることになり、仮に不起訴になっても、修一との婚約が破棄になることは勿論、家からも勘当されかねない」と怯えるようになる。あれこれ悩んでいると、突然父と修一が訪れてきたため、顔面蒼白になりながら必死に隠蔽工作に走る楠宝子だったが、死体からはとめどなく血が流れ続けてくる。

辛うじてその場を凌ぎ切るも、何故か血液は留まることなく延々と滴り続け……


関連タグ編集

岸辺露伴は動かない 六壁坂


エンポリオ・アルニーニョ6部に登場する中の人繋がりのキャラクター。





















以下、ネタバレ注意






















最終的に隠蔽工作は何とか成功し、楠宝子は修一と結婚して一男一女をもうけ、幸せな生活を送っていた。


しかし、彼女はその後も郡平の遺体を屋敷の天井裏に密かに隠し、管理し続けていた。

郡平の遺体はどういうわけか時間が経過しても全く腐敗せず、を与えれば、一時的にではあるが生前と同じ状態を取り戻す等の不可解な特徴を持っていたのだ。


また、彼女の2人の子供も、実は修一との子ではなく、“死に続けている”はずの郡平との間に生まれた子であった


ドラマ版編集

概ね原作と同じだが、彼女の死体を隠すシーンがモノクロに転調することで、出血の描写が生々しくならないようある程度配慮がされている(それでも充分過激だが…)。


また、回想内で彼女のモノローグと群平を天井裏に隠すまでの経緯が追加されている。

修一をやり過ごした後、楠宝子は群平を山に埋めようと運び出すが、その時に倒した花瓶の水が偶然群平に掛かったことで上記の遺体の特性に気付く。

その際、群平の遺体を見つめ、「あなたの顔、好きだった」と呟いて群平の遺体に口づけするなど、何かに魅了されていく様子が描かれている。

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