概要
CV:たがみかおり
不機嫌になると「プップクプーのプー」と言うのが癖。
「運命の天使様」を捜して旅をしていた所、愛用のポシェットにスーパーゼウスが合体してしまったので星天使タケル一行に加わるハメになってしまった。
人物
劇中ではよくタケルにツッコミを入れる、カンジーと並ぶ「バカのフォロー役」である。実際に物語序盤では言い争いが絶えないものの、タケルがタフ鎧を混沌に奪われたことを口にして落ち込んでいることなどは見過ごせず、敢えてタケルを怒らせて立ち直らせるなど、曲がりなりにも優しさを見せることもある。スーパーゼウスZが他の物体に移植して行方不明になった際、カンジーが心配するのをよそに「今頃酷い目に遭っているだろう」と、タケルと一緒に笑ったこともある。
自身が趣味でない、尊敬に値しない人物の前ではタメ口になる場面が多く、屁理屈や文句、罵詈雑言を浴びせることもあるほか、酷いときには暴力に訴えることもある(タケルに限ったことではなく、次界卵編エピローグで告白してきた魔守・悪我りに対して鉄拳を食らわして振った)。ゼウスのことも「ゼウス君」と呼ぶのも特徴で、五造大神の一人・次界胎后ノヴァに対しても無礼極まりない態度でタメ口と文句ばかり吐き(ノヴァ自身は動じていない)、凶悪魔編での次回予告でカリスマデビルXが復活宣言を次回予告タイトルにしたのに対して金盥を食らわす(効果音)など命知らずなところがある(ノヴァへの態度に対して、カンジーは「ある意味尊敬しちゃいます」と皮肉られた)。
「運命の天使様」と思った相手にはぶりっ子になる。また、惚れた男性と思った人物の中には実は女性だったことにショックを受けた消防子爵(めぐみ姫)や千舞道士も含まれている上に星悪魔アズールのように「イケメン」であれば天使でなくともいいらしい。理想が高すぎるところもあり、アニメ15話で天使・愛野千代子からチョコをもらおうとした際、「好きな男性に会ったときに渡したい」旨を述べたところを聖守・ラッ品宮に「恋はピュアなもの」、「そんな理想的な男の子がいるのか」とその男癖の悪さを察され、酷評されている。一方で、チョコで悪戯する悪魔・義理義理ッスが「女の敵は女」と心理的な毒舌を吐いたのと同時に「男を好きになってみたい、と思ったこともあった」という部分的な本心を露わにした際には共感を覚え、思わず彼女の手を握ってしまうなど、敵対する悪魔属であってもコイバナの一つでもあれば心を許す一面もある。唯一の例外はバカラ軍曹一行との初対面時、バカラから「お前のハート(型のポシェットに宿っているスーパーゼウス)に用がある」と言われた際には告白と思って一瞬ときめいてしまったことである。また、逆に他人の恋愛を応援することもあり、天使・湯あみ天女に対して告白を勧めたりもしている(ただし、その相手がバカラだとは知らなかった)。
タケルたちと出会う前はスクールゾーンに存在する学校で転校生として編入し、そこで教師・満点才如の教えを受けていた。本人曰く「クラスの人気者だった」とのことだが、結構サボっていたらしく、使える魔法も金盥や浴衣を出したりすることぐらいである。だが、二度目のスクールゾーンに来た際、悪魔・霊天狗にかなわない状態に陥ったことで自分のサボり癖を呪ったこともあった。また、一度目のスクールゾーン編ではかなりの男遍歴が明らかになり、編入から半年で誑かした当時のクラスメイトのプリクラのツーショットが貼ってあった(名前が確認できただけでも4人おり、誤魔化そうとしたポーチに満点才如から冷めた視線が送られた)。さらに、自身にとって「恥ずかしい黒歴史」も存在し、学芸会で力士役を演じた際、力士の着ぐるみのまわしが……(以下略)という悲惨な場面が記録されたCD-ROMを魔守・巻忍具のドジによってバカラ軍団に知られるハメになった(ポーチ自身はそのことを知らない)。満点才如には頭が上がらないようだが、彼女からは才能を認められているようで、タケルたちとの冒険を通して心境が変化したらしく、終盤で教育者の道を進むことになる。
先述の金盥を出す魔法は、タケルにツッコミ・制裁を入れるだけでなく、悪魔属への攻撃や仲間を守る鉄壁にもなったりする。凶悪魔編終盤では邪伝子の雨からバカラ軍団を守るために雨よけ代わりにもなったなど、話が進むにつれて「金盥を出す魔法」に磨きがかかっている。
ダンスコンテスト編では、バカラ軍曹の部下・ダンディーラーと大喧嘩したことがあり、彼女に「年増」などの暴言を吐いたことがあったが、最終的に仲間と認め、魔助チップ出産のときにも立ち会った。
凶悪魔編では、天使・ジェット皇星と恋人同士になるが、良い男の前でぶりっ子になる性格が災いして途中で別れることになる。
アニメ版最終回では満点才如の元で教師修行をしていることが語られ、後日談「集中豪無編」にて成長した姿を描いた「天助ポーチ先生」というシールもある。
またタケルとは最終的に結ばれなかった。