概要
駆逐艦娘・天津風(艦隊これくしょん)と空母娘・龍驤(艦隊これくしょん)という異種・異型式の組み合わせ。
以下のような史実に由来している。
- 出会い
真珠湾攻撃とほぼ時を同じくした南方攻略作戦において、空母「龍驤」はダバオ飛行場空襲任務に就く。その際に軽巡洋艦「神通」、駆逐艦「初風」「天津風」が「龍驤」の随伴・護衛を受け持つこととなった。
ちなみに「天津風」はこの時が初の実戦であり、「龍驤」の護衛・随伴が初の任務であった。
- 支援
飛行場空襲を行う龍驤航空隊への支援として、随伴した三隻は飛行場と龍驤の間に並ぶことで道標となり、読んで字の如くに龍驤航空隊をリードした。次いでレガスピー上陸作戦を支援した後は、「初風」と「天津風」は「龍驤」から離れ別任務へとあたることになる。
- 再会
第二次ソロモン海戦において、「敵空母の撃破」と「ガ島飛行場空襲による陽動」の二方面作戦を行うため、参加していた第三艦隊を分離することとなった。その際に「龍驤」「利根」「天津風」「時津風」の四隻を分隊(支隊)としてガ島飛行場の空襲任務に就かせた。ここで「龍驤」と「天津風」は再び同じチームとして共に行動することとなる。
- 激励
「龍驤」の直掩準備等の遅さに不満を感じた「天津風」の艦長は、海軍兵学校同期であった「龍驤」の副長に『失礼ながら貴艦は飛行機準備、発進攻撃共に手ぬるし、国家のため一層御奮闘を祈る。怒るなよ』との信号を送った。これに対して「龍驤」からは「有難うお互いにしっかりやろう」との返答があったとされる。
- 別離
米空母「サラトガ」の艦載機による集中攻撃を受けた「龍驤」は航行不能へと陥ってしまう。この時に駆逐艦による曳航も検討されたが、浸水が酷く曳航は叶わなかった。共に行動していた「利根」「天津風」「時津風」の三隻は「龍驤」の乗員救助を行っている。
関連イラスト
・・・と、いうように深い縁を持っていた両者であるのだが、作中で言及される機会はほとんど無く、従って投稿される作品は二次創作的でその数も多くはないのが現状である。