それはまだ、瞬く星のように小さな心――
概要
『アイドルマスターミリオンライブ!』の、一迅社プレゼンツのコミカライズの1つ。
正式名称も『天色のアステリズム』そのままである(頭に「アイドルマスターミリオンライブ!」等は付かない)。「天色」の読みは「あまいろ」である。
また、従来作品のような雑誌掲載ではなく、毎週金曜日18時にTwitterにて最新話が更新されるというWebコミックの形態をとっている。
作者は大北真潤。
2022年2月13日のミリオン8thライブDAY1にて情報が初公開され、同時に公式アカウントより第1話が配信され連載開始。2023年4月28日の第10話(最終話)の配信をもって完結となった。
第2話以降は、1つの話が複数回に分割され、各週に2~4ページが配信されるという形で連載されていた。
メインとなるのは中谷育・周防桃子・大神環のミリマス小学生トリオ(「TIntMe!」)の3名。
あらすじ
ある日の劇場の公演の日。小学生アイドルの中谷育は初めてのステージを大神環らと無事に終えるが、終了後恐怖心から思わず泣き出してしまった育を同じく小学生の周防桃子は責める。「桃子は緊張したことないから」と豪語し、以後も育や環と距離をとる桃子に対し、育と環は――。
- 導入に違わないシリアスな物語も展開され、環が候補生に激昂しながら掴みかかる、桃子の母親が顔出しで桃子と接触する形で登場(第5話)するなど桃子の複雑な家庭事情や心理が描かれている一方で、劇場内外で起こる様々なイベントに際する3人の素朴な反応も見られるなど、シュールギャグ的要素も取り入れられた内容になっている。僅か1年余りの連載ではあったが、カルト的人気を誇った作品であった。
設定など
各話リスト
No. | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 小さなスター |
第2話 | なかよくなりたい |
第3話 | 手をつなご |
第4話 | オクトパス・ガーデン |
第5話 | ひとりぼっちの女の子 |
第6話 | 聞いてほしいの |
第7話 | ウキウキなお仕事 |
第8話 | Take Me Home |
第9話 | Sing, Sing, Sing |
第10話 | 天色のアステリズム |
その他
シアターデイズと同じ立地・外装の765プロライブ劇場、衣装「シャイニートリニティ」が登場しているため、ある程度はシアターデイズの設定を踏襲しているものと思われる。
一方で、ゲームや他作品には登場しない「候補生」が存在するなど、独自の設定も多い。
単行本
2023年7月27日発売。全1巻。第1~10話に加え描き下ろしを収録。
余談
周防桃子は「Brand New Song」でも主人公を務めており、(本作での主人公の定義がはっきりしていない状態ではあるが)2作品で主人公を務めることとなる。
なお桃子は「Blooming Clover」でも、途中までこそほぼ出番がなかったものの第36~54話(10~14巻)は主役級の1人となっている。
作者の大北真潤氏は連載終了後の2023年5月5日以降も、毎週金曜18時にミリオンの二次創作漫画を1ページずつ自身のTwitterアカウントで単行本発売直前まで投稿していた。
2023年7月14日投稿分では、最上静香の「(夏休み中は)うどんの面倒を見ますね」というあまりにも癖の強い台詞から、「うどんの面倒」というワードがTwitterトレンド入りし、後に「資さんうどん」とのコラボの際などに掘り起こされるなどミーム化している。
2023年12月26日より開催の『シアターデイズ』新規形態ガシャ「ミリオンリンケージ」では、第1弾として本作の世界線をモチーフとした育・桃子・環のリンケージ限定SSRが実装され、更に第4話で登場したタコの衣装を基にしている「オクトパス・ガーデナー」や、第8話で3人が歌った「dear…」のカバーも実装されることとなった。
関連タグ
アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ 765プロ
アイドルマスターミリオンライブ!(ゲッサン版) Blooming Clover Brand New Song
アイドルマスターシンデレラガールズU149:同じく多くの小学生アイドルにスポットを当てた作品であり、Web連載である点も共通する。
外部リンク
第1話~第10話まで読める。