概要
父は安藤信由、母は松平信明の娘。5代磐城平藩主。官位は従四位下、侍従、老中。
経歴
文政元年(1819年)に誕生し、天保6年(1835年)に従五位下、弘化4年(1847年)には磐城平藩主となる。安政5年(1858年)に若年寄となり安政7年(1860年)に老中となるが、同年に大老井伊直弼が桜田門外で暗殺された(桜田門外の変)。事件後に老中久世広周と共に幕政を行い外交問題や和宮を将軍徳川家茂の元へ降嫁するなど公武合体に大きく動いた。文久2年(1862年)に坂下門外で水戸藩浪士に襲撃されて負傷し同年老中を辞任し、後に隠居する。慶応4年(1868年)の戊辰戦争では奥羽越列藩同盟の一員として新政府軍と戦うが敗れて謹慎処分を受けた。明治4年(1871年)に死去。