概要
CV:洲崎綾
シングルデュエットのパッセンジャー。姉のまりあとは両親でさえも間違える程の一卵性双生児。それ故に幼い頃から周囲の人々に可愛がられ、容姿に誇りを持つようになった。どんな時も同じ行動をするまりあとは外見では区別がつかないが、まりあより声のトーンが高く、今どきの女の子らしい性格である。
二人に対してあいが付けた異名は「セルフドッペルゲンガー」。
自分達はずっと二人で一つでいようと誓っていたが、ある日自分達が双子だと知らなかった男性が偶然彼女とまりあを同じ日にデートに誘ってしまった結果、デート当日にまりあとダブルブッキングしてしまい、混乱した男性に同時にフラれるという失恋を機にその思いに迷いが生じ、お互いに離れて変わらなきゃいけないと思い、まりあがいない温泉付き旅館「みつわ旅館」(めぐみの実家)に宿泊している。
数日後、お互いに変わったことを実感した二人は夕暮れの海岸でコイントスをした結果まりあと外見が別になり周囲を驚かせた。だが、それを機にそれまでは見せていなかったわがままな一面が前面に出るようになり、二人の絆に綻びが生じ始め、強気に攻め過ぎた結果一時的に失神する大クラッシュを起こし、全ライバルチームの協力で短時間でメンテナンスを終えた直後のテスト走行でも再びクラッシュしてしまう。なお、最初のクラッシュ後に路上とパドックで2度にわたり責任のなすりつけ合いをするなど、それまでからは考えられない程姉妹関係がぎくしゃくしてしまう。特にパドックでの口論は、普段揉めてばかりいるゆりとめぐみになだめられるほど険悪な雰囲気だった。
なお、この連続クラッシュはどちらも激しいクラッシュで、1度目は共にマシンから放り出されて失神し、2度目は1度目よりマシンの損傷が激しかったのに、いずれも二人とも無傷だったことを考えると、見た目よりはるかに丈夫な体をしていると思われる。
更にその日の夜、車庫でまりあに本当にこれでいいのか問いかけられたが、失恋のトラウマがまりあ以上に大きい彼女は自暴自棄になってトムボーイで暴走した。ちなみにこの時、彼女はドライバー経験が無いにもかかわらず、一人での操縦が非常に困難なサイドカーをかなりの距離まで一人で爆走していたことから、ドライビングテクニックも相当なものであることがうかがえる。
その後ゆりとめぐみの協力で駆け付けたまりあが髪型が違っていたにもかかわらず二人に自分と間違われて説教されてしまう。それなのに謝罪せず開き直るゆりとめぐみが本質的に似た者同士であるのを目にしてまりあと共に笑い出し、その後冷静に自分達を見つめ直した結果髪を切ってまりあと仲直りし、今まで以上にまりあと一心同体である事に誇りを持つようになった。