CV:三木眞一郎
概要
都立三宅女子高校測車部コーチであり、ドライバーとパッセンジャーの両方を高いレベルでこなせる現役レーサーでもある。序盤の回想シーンでは彼の顔を見せない演出がなされている。また、下の名前は不明。自他共に認めるレース馬鹿であり、その情熱、技術、理論、人生観によってゆりとめぐみは恋敵になってしまった。だが、当の本人は二人が自分に恋心を抱いている事には全く気付いていない。いわゆる天然ジゴロである。
全国大会を数ヶ月後に控えたある日、日に日に成長していくゆりとめぐみを目の当たりにして燻りかけていたレーサーとしての情熱が昂り、自分の力を試す為にマン島TTレースに挑むと言って旅立った。
その後、エキシビションレース直前にゆりとめぐみの前に突如現れて二人を激励した。だが、レース終了後にマン島TTレースの女王バーチャル姉妹の姉ベティ・バーチャルと婚約していた事を告げ、ショックを受けたゆりとめぐみはショックのあまり放心状態になり、注意力が欠如したまま臨んだ予選で大クラッシュを起こし、めぐみが左足を負傷してしまった。
だが、二人の気持ちに気付いていない彼は次々に無理難題を言って余計二人を困惑させ、その様子を見ていたベティは彼がまだ精神的に未熟な事を見抜き、指輪代わりのチタンナットを湖に投げ捨てて婚約を解消した。
数々の印象的な言葉を残した名言メーカーだが、現地入りした直後に新しいパートナーと喧嘩別れしてチームを追い出されたり、乙女心に鈍感なせいで掴みかけていた幸福を逃してしまったりと報われないキャラクターだった。