宿将:経験に富み、熟練した力量のある大将。
概要
ゲーム「エルデンリング」の登場人物。聖別雪原のレガシーダンジョン「ソール砦」のボス。
バッサバサとした毛皮を携え、山羊角のついた兜を付けた歴戦の戦士の風貌をしたオッサン。巨大な槍「宿将の軍旗」を手に襲い掛かってくる。
よく見ると右足が義足になっており、剣のようになっている。この脚は敗軍の騎士…すなわち失地騎士や流刑民たちの助命嘆願の結果、脚を一本犠牲にすることで許されたという出来事があったため。自分の脚を犠牲に多くの騎士たちを救った人間の鑑である。
しかし宿将ニアールは砦に多くの失地騎士の霊体こそ擁しているが戦闘の際はニアール一人しか存在しない。将というにはやけに潔い…
…と思った矢先、この男は呼び出すのである。自分の部下の霊体たちを。
強さ
さて、宿将ニアールの強さはこの霊体にあるのだが、彼が呼び出すのはなんと
し か も 2 人
ストームヴィル城でもトラウマを刻み込み、ソール砦ですら道中でこちらをボコボコに屠った奴らが2種類同時に出現する。しかも宿将の軍旗で強化まで行ってくるのでやってられない。例えるならば失地騎士、オレグとイングヴァルを同時に召喚してくるのである。こっちは召喚できてどっちか一人だけなのにずるい。
召喚する失地騎士は盾持ち大剣使いと双剣使いで固定。中々倒れてくれずこちらを確実に削ってくる盾持ちを攻めあぐねている合間に双剣使いが暴力的な攻めで息の根を止めてくる。
「失地騎士が全滅する」か「ニアールの体力が半分を切る」のどちらかを満たすまではニアールは失地騎士の後ろでうろうろしつつ、褪せ人が近くにきたら氷属性をまとった嵐の戦技をぶっ放して追い払うくらいの攻撃しかしてこない。しかしこのどっちか一つを満たしてしまうと…
義足に雷を纏い、非常にスタイリッシュな蹴り技を駆使して襲い掛かってくる。この形態変化に慣れないままわからん殺しをされてしまうと失地騎士2体の相手をやり直すことになる。
失地騎士×2を相手するのは最初から分が悪いため、こちらもしっかり霊呼びの鈴を使って集団戦を展開するのが重要。しかし失地騎士は強く中途半端な強化を受けた霊体ではアッサリ競り負けてしまうため、ローデリカにすずらんを渡してしっかり強くしてもらおう。こちらも失地騎士を呼んで戦うのもアリである。
もしくは「誘惑の枝」を使って失地騎士の一人を此方側に引き込むのも手。しかし誘惑の枝はそこら辺で拾うか個数限定のものを買うかしかない非常に稀少なアイテムなため、濫用は禁物。
見事撃破すると昇降機の割符の一方が手に入るほか、撃破ドロップで”拳”武器として「宿将の義足」を入手できる。義”足”だっつってんだろ。
また、ニアール撃破後に指巫女のエンヤの元に行くと宿将装備を購入可能になる。高い防御と強靱を持つ為終盤の攻略に役立つだろう。
宿将オニール
ラダーンとマレニアが相打ちとなり、朱き腐敗の沼で満ちたこの世の地獄となった「エオニアの沼」に佇んでいる謎の男。ボスのいる気配を全くみせないまま赤い服装で佇んでいるため存在に気付きにくく、ケイリッドを適当に探索していると急にボス戦BGMが流れてビビることになる。
強さ
見た目は後に戦うことになるニアールのコンパチであり、槍を振り回す攻撃もそこまでの脅威ではない。…が、嵐の戦技を放つ際に赤き腐敗を付与しているため、ニアールとは別の意味で厄介。更に呼び出す霊体がストームヴィル城にもいた流民の兵たちで数も5体以上と多いため、遺灰やオンラインマルチ等でこちらも集団戦をしなければ結構苦労する。
嵐の戦技を持っている事、呼び出す霊体が流民の兵であることから元はゴドリック擁するストームヴィル城の騎士だったかもしれない。宿将の軍旗のテキストではエオニアの戦いに参加していたようなことを匂わせており、全てが終わった後も戦いの残火にあたるために霊体と共に残っていたのだろう。ちなみにマレニア、ラダーンのどちらの勢力側に与して戦っていたかは描写がない。
別にストーリを進める上では戦わなければならないボスじゃないが「折れた無垢金の針」を持っているため、ミリセントのイベントを進めるためには戦う必要がある。
公式(重要)漫画「黄金樹への道」では朱き腐敗で頭がおかしくなり、エオニアの戦いを語りたがるオッサンという無害気味なキャラ付けがされている。が、結局ミリセントのため戦うことに…
宿将ガイウス
DLC「黄金樹の影」に登場する新たなる「宿将」。しかし他2人と違い猪に騎乗している、霊体の軍勢を呼ばない、なにより人種がそもそも違う等、ニアールたちと全く関係が無い存在となっている。