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そして叶うなら、私の願いを聞いてもらえないだろうか


   …私は、帰らなければならない

概要編集

ゲーム序盤ステージ「リエーニエ」のダンジョン「湖脇の結晶洞窟」を抜けた先のボロ家にいるしろがね人の女性。下半身不随のようで、その場から動けない。


百耳の男という褪せ人にしろがね村が襲撃され、命からがら生き延びたのだが、その最中に彼女の半身と言われる「ロボ」を殺害されてしまい、ボロ家でロボの死骸の横でうずくまってしまっている。

話しかけようにもプレイヤーが褪せ人であると知ると対話を拒否。うんともすんとも言ってくれなくなる。


しかし、しろがね村に移動し、村長であるアルバス老から秘割礼を入手していると彼女も態度を軟化。同じしろがね人から大事なモノを託されるだけの信頼たる人物であるとして、本来の目的のため遺灰となり、褪せ人の旅に同行するようになる。

以降は霊呼びの鈴で呼ぶことが可能な支援NPC「しろがねのラティナ」としてインベントリに追加される。伝説の遺灰扱いのため、強化には霊姿の墓すずらんが必要になる。


強さ編集

遺灰唯一の固定砲台


陸ほやや小ミランダの遺灰ですら地味に移動するがラティナは一切動かない。そして恐ろしく柔らかい。ゴドリック兵3人に囲まれたら速攻で死ぬ。

その代わりに彼女は物凄い射程距離と連射攻撃が特徴である。狭間の地製のCIWSである。

その射程距離は広大なフィールドをもつボス戦時に侵入したその場で呼び出した時点で攻撃を開始するレベル。プラキドサクス戦がわかりやすい。

とにかくその場に留まって3連追尾の矢を連射、連射連射。自身が近距離攻撃や「シャブリリの禍」等の相手からヘイトを集める装備をして気を引いているだけでいつの間にか敵のHPはゴッソリと削られている。

その代り出血や凍傷等のデバフダメージは期待できず、ガチンコ火力でDPSを稼ぐタイプなので、硬い敵相手だとかなり時間がかかることになる上、瞬間移動などが可能な敵では彼女が狙われてしまいすぐ死亡してしまうことも。そのため、乱戦中に真ん中で召喚してしまうのは愚策の極みとなる。必ず敵が狙いにくい遠方や風上に召喚してやろう。


狼よりも大型でラダゴンの赤狼より少し小さいくらいのサイズのいわゆる「アルファ」系のオオカミのいるところで呼ぶとなんと彼女が狼に騎乗する

これによって彼女は狼に乗って機敏に動きながらそのDPSを発揮するようになり、一気に生存率が高まる。また、従えた狼も進路上の敵へ別個に攻撃を行うため、単純に攻撃手段そのものも増えるというおまけ付きである(ただし、狼の攻撃は主人公に当たり、主人公の攻撃も狼に当たってダメージも食らうので、お互い巻き込みには注意)。

しかし、「乗れるサイズの狼がいる場所」と「遺灰を呼べる場所」の2つの条件を満たすシチュエーションはほとんどないため、「もしもロボが存命だったら」というifを体現するイースターエッグの側面が大きい。


遠距離攻撃が得意な遺灰は彼女だけではなくみんな大好き霊クラゲのクララちゃんの他に紙装甲だがその分の数の暴力が特徴の「弓兵」、魔法による遠距離攻撃が特徴の「魔術師系」遺灰、単純火力が高いがスパンが長いため遠距離DPSは悪いものの近距離武器を持ち自衛力が高い「赤獅子騎士オウガ」や「祖霊の民」等がいる。彼らと比較するとラティナの純粋なDPSは非常に高い部類となる。


しろがね人について編集

エルデンまんがForever friends

ありていに言えば狭間の地における人造人間である。「波紋」という概念が彼らの生命の原初にあるとされる。

その血は白く、細く長い四肢を持つ人の形をしてるだけで明らかに人ではない何か

一回産まれてからそのままというわけではなく研究がされていたらしく、リエーニエでよく見かけるカエルのような頭をした三頭身の生物たちは第二世代である。ラティナと同型のしろがね人も何人か存在するが何世代かは不明。


その白い血は儀式壺の材料にも使われることもあり、特にカッコウという略奪を行うレアルカリアの軍勢に襲撃された際「こんな穢らわしい血を流す奴が生命であるものか」と尊厳を凌辱され、火山館や王都ローデイルの地下では頭にかぶり物をされ拷問されたしろがね人達が発狂し、見境なく人を攻撃するようになっている等、狭間の地において被差別階級にある存在となっている。


そのため、彼らも彼らなりに黄金律以外の拠り所を見出しており、そのための下準備を進めていた所を百耳の男の勢力に襲撃されてしまうこととなってしまった。


ちなみにモーグウィン王朝にも存在するが体色が赤く、攻撃の際に血の茨のようなものを纏って突撃、棘として飛ばすなどの妙技を使ってくる。ただし出血時の体液は白いため、ベースはしろがね人の模様。


余談編集

どこにいるのラティナ編集

ゲームの本筋としてはそこまで重要ではないが隠し要素の開放のために非常に重要な人物で、特に本作最強の隠しボスとなるアイツに逢うには彼女との交流がほぼ必須となる。


しかし彼女の居場所については全くのノーヒントであり、湖脇の結晶洞窟を突破する以外での到達はグリッチ以外では不可能。そのため適当にワールドマップをブラついても永遠にたどり着けない。

先にしろがね村に行きアルバス老から秘割符を入手していると、円卓にいるギデオンが「(もう一つの秘割符を手に入れるためには)しろがねの女を探せ」と言ってくれるが、そのヒントは「狼の眠るボロ家にいる」しかなく、そのボロ家に行く方法は一切教えてくれない(湖脇の結晶洞窟に行けという旨の発言はゼロである)。

そしてしろがね村を右往左往しては無駄骨に終わり、「狼系エネミー」が近くにいる「ボロ家」を探しては何もないまま別の敵対NPCから侵入されたり変な絵を見つけたり商人しかいなかったりと全く役に立たない情報に頭を抱えることになる褪せ人が続出することとなった。


わからない人のために

湖脇の結晶洞窟はリエーニエの左下、パッチやラーヤのいる方向から南南西、またはならず者のいるエビ茹でのボロ家をほぼ南に向かい、崖下をうろついていると見つかる。朝にランタンをともしながらトレントを使って走ればみつかりやすいだろう。



関連タグ編集

エルデンリング 百智卿ギデオン・オーフニール しろがね




親衛騎士ローレッタ 「しろがねの盾」によると彼女はしろがね人という噂が流れているとか




































「この先、ネタバレに注意しろ」
















さあ、我らの大きな妹よ

受け入れておくれ、最初の雫を


そして命を為しておくれ。我らすべてのしろがねのために









ラティナたちしろがね人は自分たちを生命として扱わない黄金律の世界に見切りをつけ、新たな律を産み出さんとするミケラ・マレニアの聖樹に新たな拠り所を求めた

ラティナの言っている「帰るべき場所」とは聖樹のミケラのもとであったのだ。


カーリアの城館で争った親衛騎士ローレッタはしろがね人の安寧の地を求めて聖樹に未来を託し、その本当の肉体はミケラの聖樹にて守り人として佇んでいた。

しかし、ミケラは血の君主モーグによって連れ去られ、本体を失ったミケラの聖樹は「ソールの冷たき太陽を蝕む」等の条件も満たせないまま成長が止まり、新たな黄金樹になりえない徒花と化してしまった。


聖別雪原のクリスマス

それでもしろがねのラティナは諦めず、棄教の廃屋にて巨大なしろがね人の妹にと「最初の雫」を飲ませる。

これによってしろがね人に希望が灯り、ラティナは残りの在り方を褪せ人がエルデの王を為すために尽くすと宣言する。

そして最後に彼女は褪せ人に頼む。






…そしてもし、戦いが終わったときは

【エルデンリング】ラティナの別れ


私を葬ってくれないか。我が狼、ロボの傍らに

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