…エビ好きに、悪人はいねぇ
概要
エルデンリングに登場するNPC。主人公と同じ褪せ人であるが、祝福はもう見えておらずリエーニエの湖畔でエビを茹でながら誰かの貴重品を奪う夜盗めいた人物に堕落していた。
本来であれば火山館の一員である「ラーヤ」の貴重品を奪ったことから彼女に「殺してでも奪い返してくれ、ただし同じ褪せ人だから殺すのに抵抗があれば無理にとは言わない」と言われるものの、彼に攻撃せず話しかけるとそのペンダントを売ってくれる(価格は1000でありリエーニエに行けるレベルであればそこまで苦ではない金額)と普通に話の通じる人物である。
以降は「茹でエビ」を売ってくれる。
どう考えてもザリガニなんだが…「まぁ、美味ければそれでよいのだが」という地の文さんのお墨付きである。安心して食べよう。
茹でエビをいっぱい買うと「…エビ好きに、悪人はいねぇ」とプレイヤーの事を友人の様に扱ってくれるように。バケツヘッドっぽい頭装備に「ならず者」という直球な名前、そしてパッチのようにこちらを騙すことなく普通に美味しい料理を振舞ってくれる態度とやけに人懐っこさのあるこの愛嬌から、本編に関わらないNPCであるにもかかわらず多くの褪せ人を魅了する罪作りな男である。
- 茹でガニ
…カニ好きには、いい奴しかいねえ
リエーニエから「谷底の隠し村」→「古遺跡断崖」→「溶岩土竜」を通して王都ローデイルに進めると今度はローデイルの外の堀でカニを茹でており、此方では少し高額の「茹でガニ」を売ってくれるようになる。こちらはちゃんとカニである。・・・まぁ、美味ければそれでよいのだが
ソウルシリーズに類を見ない美味しそうな見た目をした実際美味しい食べ物。このおいしさを出すには塩加減が大事なんだとか。
効果は一定時間の物理ダメージカット。有志の検証ではエビで1割、カニで2割ダメージカットできるとのこと。
一見するとネタアイテムだが、少しのダメージで一気に追いつめられる本作では極めて優秀な防御アップアイテムであり、ボス戦前やここぞという時に食って備えることができる。価格はそこまで高くはないが、備えようといっぱい買おうとするとそれなりにルーンを消費する。
仮に敵対してしまって殺した場合「ならず者の鈴玉」を円卓の双子の婆に供えることで購入が可能になる。
余談
狭間の地のエビとカニはやたらと巨大かつ俊敏に動き回り、大振りの攻撃は見た目以上に強力な一撃を放ってくる。これを狩れるならず者とは…?(カニの方は小さくて大人しい個体もいるが)
公式スピンオフ「黄金樹への道」ではパッチ達が自分の縄張りでエビ狩りをしている事に憤慨していた。やはり只者ではない…
もう一本のスピンオフ「遠き狭間の物語」では茹でエビに飽き、肉を求め大鍋を片手に食材調達の旅に出た。
その調理過程が何処ぞの冒険者さながらの腕前、なお「生肉団子のユッケ」等を食べる様はその相棒宛らの命知らずさであった。
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ここから先、ネタバレ注意!
本当の名前は「ビッグ・ボギー」彼の頭装備の説明文で判明する。
実は忌まわしき糞喰いと関係のある人物であり、過去にローデイルの地下牢に幽閉されていた時糞喰いが友人を呪いの苗床に仕上げる一部始終を見てしまっており、この時に刻み付けられた恐怖が理由で褪せ人としてエルデンリングを求めるのをあきらめている。脱獄してからただのエビ好きになったのも「友人を目の前で殺された(呪われた)恐怖と現実を受けて心が折れた」ためであり、話を聞いていると物語の主人公のように活躍できない褪せ人でしかないことを結構悔やんでいる。
つまりは、本作における心折れた戦士枠のキャラクターである。
そしてプレイヤーが円卓に現れた糞食いから「俺を解放しろ」と言われるがまま、ローデイル地下牢に幽閉されている糞喰いの本体を解き放つと彼は遠巻きに糞喰いの姿を見つけ、戦慄する。あの恐るべき呪いが、現れたのだと。
そして…
・・・なぁ、お前、助けてくれよ
なぁ、お願いだから・・・
・・・
ならず者はその恐るべき呪いに穢され、友と同じ最期を迎えるのだった…