opに登場した最初に語られる褪せ人の一人。他四人と比べるとまるで磔にされた上で胸を刺されるというかなり痛々しい姿を見せている。傍らには何故か獅子のような獣が寄り添っており、その繋がりはかなり強い模様。
伝説の王
狭間の地の外、蛮地において伝説と共に語られる王。身の丈に迫る大斧を得物に闘争を繰り返したという。
褪せ人の素性の一つ、「勇者」は蛮地の王の子孫であると明示されており、その羽織る装束はかの王の戦い振りに敬意表し、荒布を纏っただけのほぼ裸といったかなり攻めた様式をしている。
同じ装いをした褪せ人の一人ネフェリ・ルーは彼の直系の子孫ではないかとされているが、現時点では憶測にすぎない。
しかし本編においては、幾つかのアイテムにその存在が示唆されるだけで、彼本人はなかなか登場しない。
オープニングに登場した他の伝説の褪せ人が円卓に登場し、残る一人も物語後半で登場するにもかかわらず、彼本人はいつまでたっても現れない。
ソウルシリーズにおいてオープニングで紹介されるネームドキャラクターは、ストーリー進行に関わるいわゆる「倒さなければいけないボス」という扱いであった。
しかし今作においては必ずしもそうではなく、糞喰いやフィアや金仮面卿はそれぞれエンディングに深くかかわる一方、ストーリー進行の上で必ず倒す必要は無い。しかし、紹介されたキャラクターにもかかわず、彼は全くストーリーに登場してこない。
このキャラクターは故人なのだろうか?
そんな生死を確認する資料すら、本作にはほとんど存在しない、全く謎の人物となっている。
関連項目:
この先、ネタバレがあるぞ
真の概要(ネタバレ注意!)
…よくぞ、戦い抜いた
褪せ人よ
黄金に祝されぬ戦士よ
偉大なるエルデンリングは
確かに、ここにある
だが、私は帰ってきた
再び、それに見えるために
我が名はゴッドフレイ
最初のエルデの王として
その正体は最初の王、ゴッドフレイその人。
登場しないのではなく、既に登場していたのだ。伝説の存在として。
しかしゴッドフレイは作中では故人として紹介されており、王都ローデイルで相まみえることになるがそれは彼の幻影であった。
しかし、彼は思わぬ所でついにその姿を見せる。
王都ローデイルに到達し、主人公たる褪せ人と激闘を繰り広げたデミゴッド、彼の息子である祝福のモーゴットを屠り、ついにエルデの王となれるかと思った矢先、黄金樹の方が褪せ人を拒絶する。
そこで、黄金樹を不滅の炎で焼き尽くし、その拒絶をこじ開けるという妙案をメリナから受け取った褪せ人は紆余曲折を経ながらもその守り手を破り、ついに黄金樹に火をつけることに成功する。
そして王達の間、黄金樹の内へと繋がる場所に謎の男が現れる。
それこそ、王都ローデイルで幻影として戦ったゴッドフレイ、その人であった。
彼はモーゴッドの遺体が光の粉となって消える様を見届けた後、これまでの主人公が辿った旅路とその功を褒め称える。
しかしそれは自ずと自分と主人公は、いつかは相対することを意味していた。
何故なら彼の目的はエルデンリングに見えること。
エルデの王になれるのは一人のみ。今ここに、黄金律の時代を築き上げた英雄と、黄金律の時代を終わらせに来た英雄との一騎打ちが始まる。
強さ
基本的な動きは幻影のソレとほとんど同じだが、攻撃ルーチンに一部変更が加えられておりコンボが幻影の時より続いたり、地ならしの使い方がより大胆になっている。
彼の攻撃は全て物理ダメージの為物理カット率をできるだけ上げておきたい。
また、地面に王斧を深く突き刺し、そのまま彼の向いている方向前後を岩盤砕きし、地熱を吹き出す奥義を放つようになっている。
更に、HPが一定量減ると地ならしの攻撃が強化される。強化されると、
ガード不能の全範囲攻撃になる。
こうなった後の対処方法はリズムよくローリングで回避する、もしくはジャンプするであり、この技が普通の地ならしから置換されることで前半に築き上げた攻撃のリズムを乱されることになる。逆に断続的に広がる技でなくなったため、どの方向にローリングしても回避が可能にはなる。次のコンボを予測してうまく動こう。
ちなみにいかにも遺灰のように動いてきそうなセローシュだが、ずっとゴッドフレイの肩からくっついて離れず、ルーンベアの咆哮のような遠距離攻撃を放ってくることもないため安心しよう。
また、ネフェリのイベントを完遂する事で彼女を、狂い火を受領している状態ならばシャブリリを協力者として召喚出来る為苦戦する様なら召喚してみても良いだろう。
更にここから苦労してHPを半分減らすと…
もう、よい
ずっと、世話をかけたな、セローシュよ
行儀の良いふりは、もうやめだ
今より、俺はホーラ・ルー!
戦士よ!
彼は背負っていた宰相セローシュを殺害し、オープニングに登場した褪せ人の一人である蛮地の王、「戦士ホーラ・ルー」として主人公に挑む。ついにここでゴッドフレイ=ホーラ・ルーであるという衝撃の事実が発覚するのである。(この時セローシュを殺したのはセローシュという存在が彼に対する「戦士の時代からあった強い闘志を抑える」ための枷であったため)
彼は持っていた大斧や王の服装などを脱ぎ捨て、半裸の素手で戦うこととなる。
セローシュの赤い返り血と白い地肌が混ざり合ったその上半身はまるで筋繊維がむき出しになった巨人のようであり、「蛮地の王」の名に相応しい、精悍さとグロテスクさを兼ね揃えた風貌となっている。
その戦う姿はまさに獣であり、褪せ人を空中に放り投げて地面に叩きつけたり、地面を踏む事で衝撃波を放つ。
ちなみに掴み攻撃で死ぬと胸に指を突っ込まれてそのままこじ開けられ、褪せ人の開きが一丁上がりとなる。グロい。
とにかく投げ技が多くガン盾戦法が一切通用しなくなる。またダメージを受けた時に離れようとしても接近がとても激しく全くと言っていい程逃げ切れない。
更にホーラ・ルーになってからの残りHPを半分まで減らすと「ホーラ・ルーの地揺らし」という新たな技を放ってくる。
超広範囲に加え2段構えの大火力ガード不能技を発するため、呼び出したNPCや名付きの遺灰がこの技で消し飛ぶ。
HPは多いが防具を脱ぎ捨てた分防御力は低いので、此方が死なず、ダメージを与えることができればいつか彼は膝をつくことになる。
エルデの王になるための最大の試練、全力で乗り越えよう。
その力こそ、王の故よ
報酬
撃破により得られるホーラ・ルーの追憶は指読みにより特大武器『ゴッドフレイの王斧』か戦灰『ホーラ・ルーの地揺らし』を入手できる。
王斧は筋力要求42と重量、要求ステータス共に非常に高い一品だが戦技『王の雄叫び』で彼の使った咆哮からの衝撃波を放ち攻撃力上昇効果と強攻撃のモーションが足踏みによる衝撃波+薙ぎ払いに変化する。地揺らしは近接攻撃武器なら種類を選ばず装着でき、彼の繰り出した威力、攻撃範囲共に高い両手で大地を叩きつける衝撃波を放つことが出来る。
最初のエルデの王、ゴッドフレイは
ある時祝福を奪われ、褪せ人となり
同じ者たちを連れ、狭間の地を離れた
褪せ人の長征。その末に彼は
王たるを捨て、只の戦士に戻ったのだ
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最初に語られる褪せ人