“長尾鶏”(ちょうびけい)とも言う。
メスは普通の鶏の体型だが、オスは非常に長い尾羽を持つ。高知県の特別天然記念物。
尾長鶏の尾羽は通常の鳥のように生え変わるタイプではなく、人間の髪の毛のように終生延び続ける特殊なタイプで、最大で12メートルにまでなる。通常はこの尾羽が傷つかないよう、「留箱」(とめばこ)と呼ばれる特殊な木箱に入れて飼育される。運動させる時は尾羽を丸めて、人が後ろからそっと持って傷つかないようにしてやる徹底振りである。但し繁殖用の種オスはこうした措置をとらず普通の鶏と同様に平飼いにされる(つまり、長い尾を持つ尾長鶏は例外なく「童貞」と言う事になる)。
海外では『フェニックス』の愛称で親しまれている。