山手線の哲

やまのてせんのてつ

『ブラック・ジャック』のエピソードの一作。

あらすじ

第207話『山手線の哲』は単行本18巻（新装版15巻）、文庫版4巻、講談社全集18巻収録。

山手線を縄張りに神業のテクニックを披露するスリ師の哲。

友引警部は彼を現行犯で捕まえようとするが上手の哲にてんやわんやであった。

ある時うっかり暴力団の財布をスってしまった哲は落とし前として仕事道具の両腕の指を切断されてしまう。

友引警部はブラック・ジャックに手術を依頼する。

ブラック・ジャックの行きつけの喫茶店のマスター（CV.富田耕生）の過去として登場。

該当エピソードは第20話。

元々はマジシャンであったが、客ウケがイマイチだった。ある時偶然スリの現場を目撃した彼はそれを使って独学で器用になったが、病気の影響でドクター・ストップによってマジシャンを廃業しスリ師になった。

指の切断はヤクザから追われる最中、運搬中のガラスがぶつかった設定になった。

術後は改心し喫茶店に転職した。

定期連載最終回である229話『人生という名のSL』では、BJが乗った蒸気機関車の車掌として哲が登場した（夢オチだったが）。