山田ヒカリ
いじめがえしさいしょのたーげっと
実は彼女も楓子と同じくイジメを経験している(小中の時)。イジメを受けていた理由は金が無かった事であり(物語の時点でも日々の食事に事欠くような経済状態)、それが原因でイジメっ子になったのだと思われる。
カンナがヒカリらが通う女子校に転校してきたその日、トイレでカンナと楓子に3つのパンを貰ってくれないかと言われたが拒否する。その際楓子はパンを全てトイレの床にわざと落としてトイレから出た。二人が出た後に空腹に負けたヒカリはトイレに落ちたパンを泣きながら拾う。だが、その事が愛海達にバレてしまう。
パンを食べ終えた後、外で求人誌を手に入れた時にカンナと出会う。今度はカットモデルをやらないかと言われ、3万円を貰う事を条件にカットモデルを引き受けるが、カンナに髪を乱雑に切られた事で激昂してしまい、カンナを殺害しようとするが返り討ちにされてしまう。カンナに対する恐怖心が湧いたヒカリは逃走し家に戻る。だが、今度は自宅で母と哲が浮気をしていたという事実を知る。しかも母はヒカリを心配する素振りを見せずヒカリがカンナから受け取った金にしか興味を示さなかった。この事でヒカリは母が原因で自分は不幸である事を知った。
ヒカリは包丁を持ち、哲に求婚するが拒否された為、哲を殺害する。そして、不幸の元凶である母に「全部あんたのせい」と言い放ち殺害した。
二人を殺害した後に、チャットで愛海達に「みんなで遊びに行こう」と誘われるがヒカリは「死ね」と書き込んだ。
その後、警察に逮捕されたヒカリは妄想の世界に閉じこもった(その為、取り調べの際には「クリスマスにはケーキとチキンを食べる」など意味不明な発言をする程に幼児退行してしまった。)。
楓子は彼女が逮捕された際には「アタシをイジメた天罰が下った」と喜んでいた。