巣田祐里子
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すだゆりこ
日本の漫画家。みのり書房系アニパロ誌よりデビューし、竹書房『コミックガンマ』を経て角川エース系諸誌にて活躍後『月刊Asuka』に移籍して少女漫画に転向した。
1965年5月6日生まれ、東京都出身。
1982年にみのり書房にてアニメパロディーの執筆作家としてデビュー。以降、いわゆるアニパロ作品をメインとした出版社(みのり、ラポートなど)にてオリジナル作品を含め執筆し続けるが、1993年に『魔境学園風雲記 ハーフ&ハーフ』を竹書房『コミックガンマ』より発表。以降、ラポートと竹書房を軸としながら執筆活動を行う。
しかし、1995年前後のみのり書房の解散、1996年のコミックガンマ廃刊(連載打切)、2003年のラポート社の倒産と度重なる不遇を経験する。
1999年より『エースネクスト』(角川書店)にて『おまかせ S×S』の連載を開始。同作を2001年まで続けたのちに同年より『ハーフ&ハーフ』の続編となる『ハイパーハーフ&ハーフ』を開始。が、2002年にエース系雑誌の統廃合のアオリを受けて『エースネクスト』が廃刊。またも打切に見舞われるが、同時に同じく角川系の少女漫画雑誌『月刊Asuka』に拾われて少女漫画家に転向する。
作風は「常識的な主人公」と「非常識すぎる濃い脇役たち」とのドタバタ漫才を主軸とするスラップスティックコメディがメイン。「脇役たちの非常識な感性」が作内世界におけるメインストリームになっていき、主人公の「常識」が徐々に「非常識」になっていく『常識の崩壊』がよく描かれる。
ちなみに都築真紀に影響を与えた作家として知られる。
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