序盤
序盤
紺野純子は巽幸太郎がゾンビとして復活させた少女たちの一人であり、伝説の昭和のアイドルであるが、死んだはずの自分がゾンビとして復活させられた非常識な状況及び、昭和の時代とは違うグループとして活動するアイドルという形に疑問を抱き、一度は脱走しようとするなど、同じくゾンビとして復活した水野愛と同じく巽幸太郎への不信感が強く描写されていた。また、定番の地下室でのミーティングでは顔を近づけて大声を出す幸太郎に怯えるなど、番組序盤での彼への印象は最悪とも言えるものだった。
転機
転機
紆余曲折あったもののメンバー同士親交を深め合い、フランシュシュとして活動してた彼女らだが、7話にて純子と愛が昭和とアイドル観の違いから対立してしまい、純子は洋館の一室に引き籠る。フランシュシュとして挑む重要なイベントであるサガロックまで、残り僅かというところまで来て、遂に幸太郎が重い腰を上げる。純子が作ったバリケードをキックで破壊し純子の引き籠る部屋に突入した幸太郎はそれまでにない優しく真面目な声で純子に部屋から出たらどうだと諭す。そして自分の信じるアイドル像からかけ離れてしまった現代のアイドル像に馴染めないと悩む純子に対して、幸太郎はアイドルの時代の変遷と、それでもアイドルの人々を笑顔にしたいというプライドは変わらないという事を優しくかたる。しかしそれでも自分の時代の変化を受け入れられないと嘆く純子に幸太郎は、
「ならやらなければいい。」
「チェキ会が嫌なら断れ。無理に迎合する必要はない。」
「それが、私のキャラだと言ってやれ。」
「そうだ。愛には愛の、純子には純子の個性がある」
「お前らはゾンビだがロボットじゃない。この時代に、昭和アイドルの矜持を持って活動するその姿を、メンバーやファン達に見せてやれ。」
と純子の昭和アイドルとしてのプライドを肯定する言葉をかけ、しかしそれを今の時代で一人で貫く難しさ、支え合う仲間の大切さ、愛も野外ステージの落雷で死んだというトラウマと戦っていると告げる。そして「アイドルならばステージに立て!紺野純子!」と叱咤激励した。
その後純子は幸太郎が壊したドアの修理を押し付けられる、勢いよく門から飛び出して幸太郎の車に撥ねられるなどのアクシデントはあったが、サガロックにおいて落雷に怯える愛を支えて立派にアイドルとしての務めを果たしたのだった。(撥ねられた際には根性で立ち上がり幸太郎とスポ根アニメのような熱い?やり取りをしている。)
8話以降
8話以降
見事サガロックを成功させた8話冒頭の地下室のミーティングにていつも通りのやかましい幸太郎の挨拶に対して、今までは源さくらのみが挨拶を返していたのだが純子もおはようございます。と挨拶を返すようになり、サガロックの感想を求められた際にも頬を赤く染めて上気したような今までにない表情を見せるなど、明らかな態度の変化が見られる。その他イベント会場ではトラブル発生時にすぐさま幸太郎を呼びに行ったり、11話では営業に出かける幸太郎を見送ったともとれる台詞があるなど純子から幸太郎に対する距離を縮めた描写が存在する。
恋?信頼?
恋?信頼?
上記のように7話での真面目で真摯な幸太郎の素顔に触れて、覚醒するという少女漫画のようなしシチュエーションや、8話での幸太郎に語り掛けられた時の赤面や態度の軟化から幸太郎に対しての恋愛感情が芽生えたのでは?という意見もあるが、赤面に関しては単純にステージで大胆な行動をとってしまったことに対する羞恥のものでは?という意見もある。どちらにせよそれ以降の言及はないので真偽は定かではない。しかし最初は胡散臭いと拒絶していた幸太郎の別の一面を垣間見て、彼に対する信頼と尊敬の感情が芽生えたであろうことは疑う余地もない。
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