概要
『ゾンビランドサガ』に登場する、二階堂サキと星川リリィのコンビ。
サキは「一代で九州地方を制覇した暴走族『佐賀レディースチーム怒羅美』の、伝説の特攻隊長」、リリィは「齢12歳にして大河ドラマ出演・全チャンネルゴールデン主演の快挙を成し遂げた、伝説の平成の天才子役」で、生存期間もサキは1979~1997年、リリィは1999~2011年と一切被っていないものの、仮に両者とも生きていたならばちょうど20歳差であり、親子でもおかしくないぐらいの年齢差であったりする。
一期3話で始めてサキがリリィを「ちんちくりん」とリリィを揶揄った際に「ちんちくりんじゃないもん!」と反発、一期4話では「リリィ、同じ時代にいても絶対サキちゃんみたいな娘 (ヤンキー) には近づかな~い」というリリィの挑発的な発言に対してサキが「せからしぃ!」と怒ったり作中でもなにかと口喧嘩が絶えないコンビ。
しかし、サキは巽のウザ絡みに対してなにかとリリィを庇ったり、一期8話で発覚したリリィの衝撃の正体について動揺どころか、ただ1人メンバーで笑って片付けようとしたぐらいに寛大な態度を見せたり、お触り禁止のチェキ会でリリィに触れた不審な大男(実際にはリリイの父親だったのだが)から守るために体格差もものとせず飛び蹴りをかましたりと、仲間として大事にしていることが見て取れる。リリィも一期9話で万梨阿達に絡まれた際サキが割って入った時には頼もしげに歓声をあげるなど普段は憎まれ口を叩きつつも内心では頼りにしている模様。
ちなみにサキはリリィのことを「ちんちく」と呼称するものの、実はフランシュシュの中で2番目に背が低かったりする。
前世の因果?
ゆうぎりの生前を描いた二期8話において、明治維新当時の話なため登場しないフランシュシュの他の面々に代わり、彼女らに容姿も声もそっくりな娘たちが、ある者は「看板娘」、ある者は「御令嬢」とさまざまな形で登場していた (クレジットでは「〇〇似の〜」と表現)。
某霊能力教師も「今世で知り合っている人たちは、前世のどこかで関わりを持っている(浅い・深いは問わず)」と語っているあたり、これ自体は死者を題材とした今作ではそこまで取り上げるほどではないかもしれない。
しかしながら、その中で、サキとリリィそれぞれにそっくりとされた娘たちの設定は、「子守娘」と「子守娘に世話される赤子」であった。
つまり、2人は前世では実の姉妹(姉弟?)だったことになる。
ファンアートの中には、「サキリリが姉弟」のように描いているものもあることから、ファンの中にはそのような妄想をする者もいたのかもしれないが、まさかの公式設定でも類似展開があるとは誰が想像したな。
つくづく恐ろしいコンテンツである。