曖昧さ回避
『星野リリィ』 ⇒ 実在する漫画家。「輪るピングドラム」のキャラクター原案なども担当。
星「川」と星「野」違い。間違ってタグ付けされている作品が散見されるので注意。
プロフィール
名前 | 星川リリィ |
---|---|
生年月日 | 1999年10月6日 |
没年月日 | 2011年11月30日 |
享年 | 享年12歳 |
血液型 | AB型 |
身長 | 130cm |
体重 | 31kg |
スリーサイズ | B59/W54/H56(-) |
趣味 | ぬいぐるみ、重機雑誌 |
好きな食べ物 | マヨネーズ、マスタード、ケチャップ |
嫌いな食べ物 | もずく、ひじき |
好きな色 | 黄色 |
CV | 田中美海 |
概要
生前は全チャンネルのゴールデン番組で主演を経験したという伝説の天才子役。
年相応の天真爛漫な性格をしている一方で、大人の世界で揉まれたためか、腹黒い一面も見せる。
子役時代の経験から物知りであり、特に重機が好き。休憩時間には重機雑誌や重機図鑑を読んでいる。
佐賀県出身で、生前は休みの日に父に神野公園へ連れて行ってもらう事を懇願していた他、佐賀弁で話していた。ゾンビになってからは標準語で話す。
我が子の活躍を見守ろうとする父がマネージャーを務めてくれていたため、芸能活動を開始してからも上京せず、そのまま父のいる佐賀を拠点としていた。
容姿
水色の髪のツインテールで頭頂部に大きな星型の髪飾りをしており、瞳の色はライトブラウン。服装は緑のブレザーとプリーツスカート。なお、この服装は子役時代にゴールデン主演を務めた際のドラマの衣装と同じ(他のメンバーは生前の制服またはそれらをもじったと思われる服装をしている)。
ゾンビ形態では心臓が常に飛び出しており(ハート型にデフォルメされている)、文字通りドキドキ脈打っている。なお、自力で収納することが可能で、メイク時には収めているが、極度の緊張状態だと抑え込めないこともあり、ビックリすると破裂してしまうことも(でもすぐ元に戻る)。
外傷を負わず眠るように逝去したため、フランシュシュのメンバーで唯一ゾンビ形態になっても傷痕もなく包帯も巻かず、前述の心臓が飛び出している以外は綺麗な身体を保っている。一方、動く際に生じる関節の軋む音はメンバーで一番大きい。
プロフィールにある通り、かなり小柄な体格をしているため、サキからは「ちんちく」と呼ばれている(ちんちくりんの略)。
洋館内ではレッスン時を除いてロメロを模したスリッパを履いていることが多く、就寝時はロメロを模した着ぐるみに着替える。
ちなみに頭の星型の飾りは極めて鋭利であり、その威力としては床に叩きつけると深く刺さるレベルである(第11話参照)。
子役だけに留まらない才能
2期第5話では、オーディション番組の決勝戦にて、リリィの家族の思い出の曲でもある「命」を歌う予定だったが、対戦相手の大空ライトが偶然にも同じ曲を先に歌ってしまい、次の番で歌っても印象が薄いため、即興で譜面を書き上げて楽曲団に渡してアレンジ曲「リトルパラッポ」を披露した。スキャット曲なため歌詞は単調だが、それでも短時間で譜面を書き上げた上にダンスも披露した事にアイドル出身の愛と純子も驚愕しており、また対戦相手であるライトも、これには「パフォーマーとして負けた」と認めざるを得ないほど見事なパフォーマンスであった。そして、ネット動画を通じて全国的に、子供を中心にブームになった。
その他、1期第8話では自身のセンター曲として実父に向けた歌詞を自ら書き下ろしており、もしも亡くならなかったら将来作詞・作曲家もしくはミュージシャンとして成功していたのかもしれない。
また、先述の「リトルパラッポ」の作曲に埋もれてしまっているが、劇中ではそれに合わせた舞台衣装も「テーブルクロス+カラースプレー」だけで作り上げる様が描かれており、デザイナーとしての才能も披露していた(そもそも個人の仕事とはいえ、巽を介さずに仕事を取ってきた唯一のメンバーであった)。
肩書きは「天才子役」のみだが、その才能は留まるところを知らない…つくづく末恐ろしい子である…
人称・口調・口癖・呼称(アニメ版準拠)
メンバー+αへの呼称
メンバー | 呼称と変遷 |
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源さくら | さくらちゃん |
二階堂サキ | サキちゃん |
水野愛 | 愛ちゃん |
紺野純子 | 純子ちゃん |
ゆうぎり | ゆぎりん |
山田たえ | たえちゃん |
巽幸太郎 | 巽ィ |
メンバー+αからの呼称
メンバー | 呼称と変遷 |
---|---|
源さくら | リリィちゃん |
二階堂サキ | ちんちく |
水野愛 | リリィ |
紺野純子 | リリィさん |
ゆうぎり | リリィはん |
山田たえ | - |
巽幸太郎 | リリィ |
関連イラスト
関連項目
他作品
- 片山実波、トライアングル、折笠アユム:中の人が別作品で担当したアイドル。この場合は転生前と言うべきか。
- ニトクリス:中の人が別作品で担当する死霊使い。まさか自分が可愛い死霊になるとは……。
- ぴのん:中の人&カラーリング繋がりのアイドル。また、モチーフが星。
- 白銀リリィ:名前&カラーリング繋がりのアイドル。
- みゃむ:カップやきそば現象。
ネタバレ
この先、1期第8話の重大なネタバレがあります。ご注意下さい。
さくら『えぇと…ごめんリリィちゃん……ちょっと色々わからんとけど……途中からたくさん出てきた正雄って誰?』
『……リリィが捨てた名前』
『あぁ……えぇ!?』『……というわけで、リリィちゃんはまさおくんでした!』
本人はこの名を「捨てた」と語っており、芸名である「リリィ」を頑なに名乗っている。子役として活動する前から女装をしているがトランスジェンダーなのか女装趣味なのかは不明。カミングアウト時は流石に驚かれたものの、メンバーからは「リリィちゃんはこれからも変わらずリリィちゃんである」と受け入れられた。
ちなみに容姿については早くに亡くなった母譲りとのことで、女装した自身の姿に亡き母の面影を感じたい、もしくは妻を亡くした父親を癒したいという想いがあったのでは?と視聴者からは推測されている。
実際、リリィの生前の普段着は亡き母の遺影と同デザインの衣類であった。
生前、リリィこと正雄は父・剛雄と二人で暮らしており、テレビを見ることが好きだった父を笑顔にさせたいと思ったことから芸能活動を始めた。
当初はテレビに映っている自分を見て喜んでいる父のことを嬉しく思っていたが、次第にリリィはマネージャーとなった父がテレビに映る「天才子役・星川リリィ」しか見ていないのではと思うようになってしまう。
そんな中で、リリィは身体の成長で足から毛が生えてくるようになったことから、このまま「星川リリィ」ではいられないことに気づいてしまい、仕事に出ることを渋るようになってしまう。
そういった「大人になりたくない」という自分の意思に反して髭が生えていたことに気付いたことによる精神的ショックとそれに伴う心臓麻痺を起こし昏倒。自身の本名を呼び掛けながら抱きしめる父の腕の中で息を引き取った。
……と、それを聞いたサキが笑い転げるくらいにはギャグテイストで描かれ、サラッと流されたリリィの死因ではあるが、その後に入る父親視点での回想シーンにおいて目に酷いクマが出来ており、引きの一枚では疲労から生気のない瞳になっている姿が描写されていることから、極度の過労状態であったことが推測できる。
そこへ精神的ショックを受けて心臓麻痺で死亡、という理由であったなら、リリィの真の死因は事実上の過労死である。
それは12歳のリリィにとって残酷なものであり、下手をすればその人生はメンバーの中でもトップクラスに過酷なものであった可能性もある。
実際、リリィは上記のようにテレビの全チャンネルで主演をしたという事なので、体の発育発達に伴っていない、かなりハードな仕事をこなしていた可能性が高い。(かつての芸能界では普段においてもキャラを維持する事が求められており、このケースの類例では本格的な古典落語家であるにもかかわらず笑点でのキザなキャラを求められた結果酒害で急逝した三遊亭小圓遊の例がある)
また、芸能活動中も佐賀を拠点としていた描写があり、そのことも結果的にリリィの体力面への負担となっていたことが推測される。
ちなみに、
- 重機が好き
- 第4話で温泉行きを聞き、他のメンバーが喜ぶ中、一人だけ困ったような表情をしている
- ドライブイン鳥での営業にてお土産が「肉かも?」と言われた時に、目の色が異常に変貌する
- 公式サイトのイントロダクションにある年齢も性別も時代も超えてという一文
- ユニットの水着イラストにて、1人だけ水着がズボンタイプで、上はTシャツのみ
- 公式サイトのスリーサイズ表記でメンバー唯一バストのカップ表記が無い
- 胡坐をかいて座っている場面がある
- アイドル、花魁、レディースなど女性とわかるメンバーと違い子役としか表記されていない
- リリィという言葉自体にも「女々しい男」「オカマ」の意味がある
などなど、その正体に関する伏線は少なからず張られており、第8話放送の数週間前から男性だと予測する視聴者も若干見られていた。
ちなみに世界で初めて性別適合手術を受けて男性から女性になった人物の女性名が「リリィ・エルベ」であるが、関連性は不明。
互いに心から愛し合っていながらも悲しいすれ違いによって死別してしまった親子関係、成長によって今の自分でいられなくなる恐怖、そして過労死と、リリィの抱えるバックボーンは第8話までに明かされた他のメンバーのそれと比べてもブッチギリで重いものである。
それを作中ではあまり感じさせないのは本人の明るさと製作陣の手腕故か。
ちなみに公式プロフィールの好き嫌い関係は第8話で少し理由が判明する。
リリィのショック死の直接の原因となった髭だが当初は弁当のひじきだと思って確認し手にとっていた。
それが原因なのか苦手な食べ物がひじき、もずくと見た目が髭っぽい食べ物になっている。
また好きな食べ物である調味料は父が作った料理に添えられていたことが作中で描かれている。
不器用な父が作った手料理が本当に大好きだったのだろう。
さらに、上記の重機好きに加えて好きな色が黄色なのも「パピィが建設会社勤めだったときによく乗っていた重機が黄色のショベルカーだった」というのもあるのだろう。
ゾンビィになった事については、成長も老化もせず永遠に、母の容姿を受け継いだ愛らしい姿を保ち続けられることから、自我が戻った当初から前向きに受け入れていた。このため生前の「正雄」は捨てたものと見做し、自分は永遠のスターである「リリィ」であると解釈してゾンビィになってから佐賀弁を話さなくなったと考えられる(それが結果的に剛雄に本人であると気付かれないことに役立ってるが)。
なお、脚の体毛を気にしているのか練習着やTシャツ衣装時には1人だけ靴下を履いている。
余談
メイン回となる1期第8話でリリィの衝撃事実が明かされるとの情報から「男の娘説」が提唱され始めた頃、リリィの公式イラストからツインテールを削除したコラが視聴者によって作られ、その画像は控えめに見てショタとしか言いようがない内容となっていた→該当ツイート。
ちなみに担当声優の田中氏は、設定を聞かされる段階でリリィの性別を知らされたとのこと(『アニメージュ』2019年1月号より)。
第8話のCM明けのBパートのアイキャッチはリリィが地面から生えるアスパラガスを見つめるというものであった(続・関連イラスト左上)。あのさぁ……。
上記の事実が判明した1期第8話が放送された時期が時期だっただけに、放送直後は一部の業界から悲鳴が上がったとかなんとか。
なお、体は男なので当然アレがあるわけで、アレについては視聴者の間で「リリィのまさお」なんて呼ばれていたりする。
また、1期第11話では就寝中にさくらに踏み潰されて「ふぎゃ!?」と奇声を上げていたが、それもそのはず…その位置は明らかに……女子にはこの痛みはわからないだろうに、なんて残酷なことを……。
コラボレーション
ステーションメモリーズ!のコラボイベント、及びガチャで登場した。ハッカドール3号に続く男(の娘)でんこである。
でんこNo. | ZLS 6 |
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タイプ | トリックスター |
誕生日 | (設定なし) |
スキル | ステージに輝く一番星 |
ステージに輝く一番星
リブートすると発動。一定時間、他のflat属性のでんこがアクセスされてリブートした際にカウンターすることがある。また、一定時間編成内のリブートしたでんこに経験値を与える。
続・関連イラスト
男の娘つながり
続・関連項目
イギリス 議会でイラストが取り上げられていた。
他作品
- 秋月涼:アイドルマスターDSに登場する男の娘アイドル。こちらは男性アイドルとしても活動する点が異なる。
- 水嶋咲:アイドルマスターsideMに登場する男の娘アイドル。
- レオナ・ウェスト:中の人も出演している別作品の男の娘アイドル。
- ハッカドール3号:WakeUp,Girls!のメンバーの一人が中の人の男の娘。
- 珠由良ブラザーズ:自分の名前を捨てたオカマつながり。
- ヴェルカ・セルヂューチカ:ウクライナの実在の歌手で、頭に付けた星がトレードマークである点、男性だが歌唱中に演じるキャラは女性である点が共通している。