概要
ゾンビィとは、テレビアニメ『ゾンビランドサガ』の登場人物・巽幸太郎がネクロマンサー的な能力で蘇らせた、不慮の事故で若くして逝去した7人のことである。
ルックスはまんまゾンビなのだが、彼は頑なに「ゾンビィ」と呼称している。
物語中の描写より、以下のような特徴があると思われる。
- 既に死者であるため、基本的に何をされても不死身である。首がもげても生活はできる他、頭に火掻き棒を突き立てられても平気で動き回れる。痛みは感じるようだが、一定以上の痛みは感じない。
- 肉体は成長も老化もせず、逝去時点の年齢・容姿で固定される。つまり不老不死である。
- 死体であるため、身長に対して体重が異常に軽い。必然的にBMI指数も不健康レベルで低い (最も高いサキですら、『19』というモデル体型の指数である)。
- 復活当初は自我がなく、本能的に動き回り、噛み付き癖(捕食本能?)がある。
- 自我のない状態ではスルメのような噛みごたえのあるものを好み、口にするとそれに夢中になり、しばらく大人しくなる。
- ある特定の刺激を与えることで自我を取り戻し、生前の人格を保持し思考できるようになる。
- 生前のような生命活動は停止しているが、食事や睡眠は可能。五感も(一応)ある。また汗をかくなど新陳代謝も行われている。毒キノコを食べても平気で、鶏肉のような基本生食できないものを生で食べても問題ない。
- 睡眠の詳細な設定は曖昧。第3話の幸太郎は「ゾンビィのお前らに睡眠なんぞ必要無いがな。」と教えたにもかかわらず、第8話では「だいたい明日もイベントあるんじゃろがい!下らんこと聞きに来るヒマあったらとっとと寝ろ!」という、「体力回復には睡眠が必要」という理屈が含まれたセリフを叫んでいる。単にメンバーを部屋から追い出したかったこの場面だけの方便というわけでもなく、第2話以降にメンバーが夜間に布団をかぶって就寝するというシーンや会議中に居眠りするたえちゃんの様子も頻繁に映る一方、日によっては夜通し練習していると思しき描写もあり、睡眠がゾンビィ生活にどれほど重要なのかはハッキリしていない。
- 体温がないため、暑さ寒さには鈍感であり、普段は洋館の水道で入浴代わりの水浴びをしていたり、冬山でもノースリーブで過ごしたりもできるが、氷漬けに凍結する危険もある。
- 青緑色の肌(やや水色寄り)に生気のない血赤色の瞳、目の周りに窪んだようなクマがある。
- 髪色や服装は、人間形態のそれよりも明度・彩度が下がり、くすんだ色になる。
- 身体には死因に由来すると思われる傷痕が残っている。
- 死因によっては、生前に関する記憶喪失を患う者もいる。
- 関節が脆く、動くたびに軋む音がしたり、ちょっとした刺激でもげたりする。ただし簡単にくっつき、損傷したとしても容易に回復する。
- 体色を誤魔化す特殊メイクを施すことで、生前の姿そのままの人間として生活することもできる。また、メイクを施すことで、補強効果が出て関節がもげにくくなる。
- メイクなので雨や流水などで簡単に落ちる。靴用の防水スプレーを吹きかけると、この弱点はなくなる。
- 上述のメイクや、泥をかぶりゾンビィを隠すことで目の色も生前と同様に戻る。
- 肉体的疲労はあり、湿布などによる疲労回復なども実感できる。また、酷使しすぎると関節を中心として体を保てなくなり、バラバラになる。
- ちぎれた腕や、首がもげた身体を動かすことも可能。
- たえちゃんのように目覚めない期間が長いとゾンビとしての人格・自我が芽生え始める。
- 死後数年が経過しているが、一般市民が近くで臭いを嗅いでも気にならない程、死臭がしない。本人たちは腐敗臭がしているのでは?と気にしている描写はある。
また、メイクなしの状態で一般人から客観視されると「こけた頬や、窪んだ目」「血溜りのような三白眼」「可動域を超えて折れた関節」など、化け物じみた特徴がクローズアップされて映るため、十中八九怖がられる。(普段は視聴者向けに美化or省略されているだけでこれが本当の姿・・・・・?一応舞々や避難所の子ども達などのようにゾンビィ姿を目にしても怖がらない人物も存在するが)
別にウィルス感染や寄生虫でゾンビになったわけではないので安心してほしい(ゑ
関連タグ
フレッシュゴーレム:言わばこのような状態
Pastel*Palettes:ガルパにおけるコラボでゾンビィとなる。
輿水幸子:アイドルマスターシンデレラガールズにおけるコラボでゾンビィとなる。
異色肌、異形化…近年の日本のアニメでヒロインたちにこの属性を取り入れた作品は少なく、アイドルアニメに至ってはおそらく今作品が世界初だろう。刺さる人には刺さるかもしれない。