概要
『ゾンビランドサガ』の登場人物、紺野純子と水野愛のコンビおよび百合カップリング。
純子は「伝説の昭和のアイドル」、愛は「伝説の平成のアイドル」で共に生前がアイドルだったという共通点があり、アイドルの頃の経験を活かしさくらたちフランシュシュの他のメンバーに指導をする。
なお、胸の大きさはどっこいどっこいな模様。
価値観の相違
純子は生粋の昭和アイドル、愛は生粋の平成アイドルであるため、アイドルに対する考え方の違いから対立する展開も劇中では描かれている。
純子は「アイドルはお茶の間に夢を届ける偶像的存在であり、常に一部の隙も無い完璧なパフォーマンスを届けねばならない」、「アイドルはファンと気安く交流するものではない」と考えているのに対し、愛は「常に全力を尽くすのは大前提であり、たとえ未完成であっても数少ないチャンスを取りに行かねばならない」、「一人でも多くのファンに覚えてもらうためにも、身近な存在となって育てていってもらわなくてはならない」という考え方である。
純子と愛は生まれ年がそれぞれ1964年と1992年で、親子ぐらいの年齢差(学年で言うと26年差...もっとも愛の誕生は純子の死後である)がある。言うなれば「松田聖子と松浦亜弥(松田の娘の神田沙也加と同い年)が喧嘩している」みたいなものである。
ただ、どちらの考え方も間違っているわけではない。
純子の思いはアイドル(偶像)として本来の姿であり、ある種の理想像であるが、昭和とは比較にならない程の数多のアイドル達が生き残りを賭けて鎬を削る平成という時代では、努力の末にトップアイドルにまで上り詰めた愛の主張も現実論として間違っているとは言えない。
キズモノな2人
愛は「野外ライブ中の落雷による焼死」、純子は「飛行機事故による事故死」と、どちらも凄惨な最期を遂げている。そのため、それぞれ「全身包帯まみれ」と「全身つぎはぎ&色もまだら」とゾンビィたちの身体に刻まれた死因を示唆する傷痕が、(フランシュシュの他のメンバーと比較しても)非常に多い。
密かな憧れ
リベンジ3話にて巽のパソコンを使ってある動画を見ていたところ、突如として乱入してきたさくらと純子の存在に驚き、慌てて消したのちに赤面する愛の姿が映し出されていた。
それもその筈…愛が見ていた動画は、純子が生前一世を風靡した「50と4つの忘れ物」を歌唱するものだったから…
その後、諸事情により舞台に参加せず客席からフランシュシュのパフォーマンスを観ていた愛は純子の姿にその動画と同じ憧憬を見ている描写もあった…
愛が、さくらのように純子ちゃんLOVEを晒け出す日は来るのだろうか。