幻影闘士バストフレモン
げんえいとうしばすとふれもん
同友アニメーション初のオリジナルアニメとして企画された。
企画当初は劇場長編アニメーションとして企画されていたが、2001年のKBSアニメーション公募展に当選し、テレビアニメーションとして制作する事になる。その他にも韓国放送振興院の第1次製作費融資支援対象プログラム選定、大韓民国情報通信部のデジタルコンテンツ対象2/4分期デジタル映像分野大賞受賞などを受け、大きな注目を集める事になる。
しかし放送開始後は期待した程の反響は得られず、視聴率も思った伸びを見せなかった。放送後はDVDも発売されたが、広報不足などの理由からこちらも低調な実績で、全6巻の内4巻が発売した時点で発売中止、その後は6ヶ月間の雑誌付録としてDVDをリリースする事になった。
海外展開では日本でのテレビ放映。米国でのDVD発売を行っている。
日本では2003年10月4日から2004年3月27日まで、テレビ東京で早朝に放送したらしい。全26話。
企画初期ではクーラ以外のキャラクターデザインが大幅に異なる。
人類の多くが死滅した近未来、フェイクは廃墟となった衛星アンテナ基地でゲーム機を見つける。吸い寄せられるようにそのゲームを起動させるフェイク。それがこの物語の始まりだった……。
21世紀末、地球の大半は崩壊し、奇怪な現象が続いていた。コンピュータシステムの不調。池が血の赤で染まるなど。
ついに、終末論者たちは「Be A Stranger TO Fear!(恐れるな!)」と叫びはじめた。そして、この終末現象は、上記の言葉の頭文字を取り、「BASTOF(バストフ)症候群」と呼ばれるように。
同時期。プログラマーのモラートは、サイバー空間内で対戦者と戦うことができるコンピュータゲームを完成させる。
そのゲーム中、コンピュータが突然コントロールを受け付けなくなりレモンの香りとともに、幻想を見る事態が頻発。 以来このゲームは「レモンゲーム」と呼ばれるようになった。 モラートはゲームシステムの不可解な謎を解明するため、インターネット・ゲーム・クラブ「スピアヘッド」の十代の凄腕のゲーマー『ビフォー』、ネットゲームのトッププレイヤーでスケートボードの名手である『フェイク』、インラインスケートを得意とする『ミント』を呼び寄せるべく行動を開始した。
フェイクは、自分のスケボーを奪った少年を追ううちに衛星アンテナ基地に入り、見たこともないゲーム機を見つける。凄腕ゲーマーでもあるフェイクはゲームにログインし、赤いロボット『スピアレッド』を操縦していた。すると対戦相手のロボットが現れ、操縦がまだうまくいかないスピアレッドはダメージを受けてしまう。その時、リアルな痛みが体を駆けぬける。戦いの中、少女の泣き声や飛び散る白い花、銀色の髪、レモンの香りという不思議な幻想を見る……。
命にかかわる危険な、伝説の「レモンゲーム」が始まった!!