CV:井口祐一
概要
ドラッグオンドラグーン3Aエンド、DLC「壹の章(ワン編)」にて登場。
世界に平和をもたらすための戦いに明け暮れていたワンがその孤独を癒すため、彼女が本編の二年前に教会都市にある聖堂の魔力と自身の肋骨から造ったコピーであり、ゼロを倒す為の切り札あるいはワンが殺されたときの保険としてガブリエラ以外の他の四人の妹達、そしてゼロ本人からもその存在を隠されていた。(死の間際彼を初めて見たゼロが“男のウタウタイ”がいることに驚愕するのも無理ないのである)
普段はワン以外の者の目に触れられないよう塔の中で生活している。
ワンを母ではなく姉と慕い(母と呼ぼうとしたがワン本人が「そんな歳じゃない」と拒否したため)、彼女の為なら何でもしてあげたい、彼女が言うことは正しいというシスコン見え見えの献身っぷりで彼女の後について行く。
ワンの前では第一人称は「僕」になるがそれ以外では「俺」になる。
彼女と同様『世界を平和にする』という使命を持っている。
Aエンド
ワンが殺され、満身創痍状態だったゼロの隙をつき、ウタウタイの弱点である『竜種』の部位で作られた剣で彼女を殺した。
当初の目的を果たしたものの、最愛の姉が殺されたことで呆然としていたが今度は姉の代わりに自分が世界を守ると決心する。
今までは「君」呼ばわりされていたが、これを機に彼は“ワン”と名乗るようになる。
この分岐はコピーとはいえ「花」の分身である彼が生き残っているのでゼロの悲願である「全てのウタウタイの抹殺」は成就せず失敗に終わることを意味する。
⚠︎ネタバレ注意⚠︎
彼が行ったこと
天使の教会創立
ワンとガブリエル(ガブリエラが魔獣化した姿)の絆を讃えるために創立し、初代宗主となる。
しかし、欲に塗れた教会の神官達に傀儡扱いされる。
封印の女神システム誕生
DODの『封印の女神』を作ったのは実は彼であり、過去に姉のワンと共に駆けつけたはいいが、何が原因か分からずに終わった「森の国の毒霧異変」が教会都市に発生し、毒霧を防ぐためにかけた魔法が信者の女性に宿り、毒霧を止めたが、長くは続かずに人柱が無ければ防げないことに気づいた。しかしどうしてこのようなシステムが組み立てられたかはワン本人も知らない。
封印の女神として選ばれた女性が長続きしないのもこれが原因であったりする。
後に赤目の病が発生し、天使の教会内部での揉め事が原因で追放されてしまう。
放浪中に避難民のロサという少女と出会い、彼女との間に子供をつくる。
(ロサは石の隠れ里にて彼の子である双子を産むが、その内の一人がセエレとマナの先祖である)
教会が赤目の病に罹った者を扇動していることに勘付き、教会にいる自分の血族とその一味、赤目の者抹殺の行動に出る。
死ニ至ル赤(Aエンド後の話)
エルフのネロと共に赤目の病狩りをし続けながら旅をしている。ウタウタイとしてウタのチカラを持ってはいるがコピーであるため大した強さは持ってはいない。ただし、戦闘力が弱いという訳ではなく、赤目の者の血を吸い、傷を癒すどころか身体強化までしてしまう特異体質を持つ。
ウタは最終手段として取っており、無闇に使ってしまうとブラックドラゴンを呼び寄せてしまう恐れがあったからである。
彼の血族は赤目の病に罹らないどころか罹患者を操る力を持っているので天使の教会を度々襲撃しては代々の宗主を殺してきた。
最初は赤目の者だけを抹殺していたが、とある国での事件が切っ掛けで罹っている者、いない(かもしれない)者までもを対象にするようになる。
終盤間近にて赤目の病の発症原因がワン自身だということ、ブラックドラゴンに狙われていたのは襲撃から逃れようと彼がよその地へ移動すれば病が更に蔓延するからだということ、彼が今まで助けてきた者達は赤目の病に侵されたことをブラックドラゴンから明かされたことで、絶望に暮れながらネロに自分の首をはねるように頼み、死亡した。
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余談
なぜ女性ではなく男性にしたのかはワン曰く「特に意味は無い」。
しかし、いくら理性がもっとも強いワンといえども欲を完全に沈められるわけではない。
欲望の解消をするときは自分でやっていたこともある。(特に性欲に関しては“その辺の木の棒”で済ましていたことも…)