「だってこれから最高の場面(シーン)が見れるんです…崩れ落ち這いつくばる…あなたの姿を」
概要
賭郎弐拾八號立会人。無造作な髪型に、無気力で相手の目を合わせることを嫌う態度が特徴的。また、自分の唾でシャボン玉を作って飛ばすクセがある。
貘が緒島ケンタ司会の報道番組上で紹介する犯罪を、番組終了までに犯人をあげて立証出来るか否かを、番組出演のゲストコメンテーターと賭けを行うため、貘の要請で賭郎立会人として、また暗諜の一員として勝負を立会う。
TVディレクターに扮した怪しい人からは「弥鱈ちゃん」の意で業界用語風に「ちゃんみだ」と呼ばれる。
立会人としては優秀な人物だが、その本音は「絶対的な強者が、崩れ落ちて歪み這いつくばる顔が見たい」というものであり、特に崩れ落ちる瞬間の顔に何故か強い魅力を感じている……らしい(主な被害者は能輪巳虎)
そのため、ゲームの運営も公平ではあるが、プレイヤーが這いつくばる様を見たいという自信の欲求を叶えることを重視している。
この性癖に至った経緯には、幼い頃、厳格だった父親がヤクザめいた男達相手に這いつくばっている姿を目にし、その父親の姿に対する慰めの想いと、その時の父親の顔に強い魅力を感じた事件がきっかけとなっている(学生時代もこういった事で様々な輩を痛めつけていたらしい)
切間創一が失踪した後、上司でもある棟耶の命で彼を探していたが、貘の新たな賭郎勝負に立ち会った際に件の創一が一緒にいた事にギョッとしている(ついでに、彼等と一緒にアイデアルのボスであるビンセント・ラロがいた事にも予想外に驚いていた)。
一見するとひ弱にも思える風貌であるが、立会人の例にもれず優れた戦闘能力を持つ。
足による戦闘を得意とし、通常の蹴り技のほか、周囲のものを相手に蹴りぶつける、刀を蹴り相手に突き入れる、足のみで相手をジャーマンプレスのように床に叩き突ける等、多彩である。
また、上記の性癖を満たすため、相手が優位に立ち、絶頂の時に叩きのめすことで、より屈辱の顔を楽しむなどしているため、その実力はとらえ難い。