概要
強敵あらわるとはトムとジェリー回の中でも珍しい協力回である。
他にも協力回があるのだが
- 共同作戦
- 可愛い子猫かと思ったら
が有名な作品だろう。
作品解説
今日もジェリーを捕まえることの出来なかったトム。
呆れたお手伝いさんは『もう年だから現役引退ね』と見限り、新しいネコを飼うことにした。「ライトニング」と呼ばれるそのネコは、文字通り電光石火のごとくジェリーを捕まえ、蹴飛ばして家の外に追い出してしまった。
それを見ていたトムは密かに、ライトニングを見ていたのだがライトニングはお手伝いさんの前では紳士的に振る舞うものの、裏では冷蔵庫の食べ物を食い散らかすズル賢いネコだった。
さらにライトニングは、その濡れ衣をトムに着せた挙句、自らの手でジェリーと同じようにトムを思い切り蹴飛ばし家から追い出してしまう。
同じゴミの山に飛ばされたトムとジェリーは怒り浸透。
自分たちの居場所を取り戻すために共闘を決意し、ライトニングを家から追い出す作戦を立てた。
それは『ライトニングの中にアイロンを入れ磁石によって高スピードによる移動を封じ奴を追い出す』と言うもの。
その作戦にまんまと引っかかるライトニング。
ジェリーを捕まえようとライトニングは走るも、トムの操る磁石によって高スピードによる移動を封じられ引き寄せられてしまう。
何度やっても、磁石に引っ張られ壁に激突してしまう。
そうした行動をしていれば、お手伝いさんは物音に目覚めまたしてもジェリーによるイタズラの標的になってしまう。
ライトニングに助けを求めるも磁石により高スピードを封じられ更に大切にしていた皿を割ってしまう。
ライトニングが来なければ助けに来るのはトムしかいない。
お手伝いさんは泣きながら追い出したトムに助けを求めトムは待ってましたと言わんばかりにジェリーを捕まえジェリーをコテンパンにする芝居をしてお手伝いさんを喜ばせる。
これにてライトニング復讐作戦は成功。
この事がきっかけで役立たずと見なされ、家から追い出されることになったライトニングを蹴ろうとするお手伝いさんだが一度されたことの復讐だと言わんばかりに申し出たトムが、ライトニングの尻を勢いよく蹴飛ばして追い出す。
その際ライトニングの尻の中に入っていたアイロンで足をケガしてしまったがジェリーを捕らえれなかった事や、ほんの一瞬でも冷蔵庫荒らしを疑ったことを謝るお手伝いさんから、お詫びの印としてカスタードパイをもらった。
そして最後は勝った祝杯としてカスタードパイを分け、ジェリーがカスタードを舐めるシーンでこの話は終わりとなる。
登場人物
トム
お手伝いさんに老いぼれとして見切りをつけられ新入りのライトニングにジェリー共々追い出されてしまう。
何とかして、ライトニングを追い出したいトムとジェリーだがそこである起死回生の一手となる作戦を計画。
その後、ジェリーと協力してライトニング追放作戦を決行。ライトニングの役目を奪い「我が家のネコ」の座を取り戻し、ライトニングを追い出した。
最後はお手伝いさんからカスタードパイをもらい、半分をジェリーに分け与えた。
ジェリー
トムと協力してライトニングを追い出す。
追い出されたトムとジェリーはかなりイライラしておりいつも二人で走り回った時が1番楽しいと思いその持ち合わせの頭脳とずる賢さである起死回生の一手を生み出した。
お手伝いさんにイタズラを働き、わざとトムに捕まる芝居を行うという一芝居を打った。
最後はカスタードパイをトムから半分もらった。
ライトニング(日本語名:稲妻ジョー)
トムの後継として迎えられた動きの素早いネコ。
名前通り「稲妻」の如き敏捷性と手際の良さでジェリーをも素早く追い出してしまう。
お手伝いさんには紳士的だが、隠れて冷蔵庫漁りをする上にその濡れ衣をトムに着せるなど性格は腹黒い。
しかしその素早さが仇となり…。