徳田秋声(文豪とアルケミスト)
とくだしゅうせい
はあ、見つかったか……僕は徳田秋声、あまり面倒には巻き込んでほしくないね
努力家で誰よりも努力していることは確かだが、
如何せん目立たず存在感が薄いことは否めない。
それを気にしているのか性格はひねくれ者であまのじゃく。
同郷の兄弟子である泉鏡花からも振り回されていた他、
師匠の尾崎紅葉にも一度入門を断られていたらしく、
その苦労性は天性のもののようだ。
※ゲーム内図鑑より引用
『文豪とアルケミスト』にて、文豪・徳田秋声が転生させられた姿。
ひねくれ者で皮肉めいた言葉も多い文豪で、侵蝕者との戦いに対してあまり乗り気ではないようなことを口では言うものの、しっかりプレイヤーの力となってくれる。
努力家だが史実では尾崎門下であった時期の評価が薄かったことが反映されてか、侵蝕が進んだときなどには自身が持たない才能に焦がれ鬱屈としている面も見せる。
作品傾向は純文学であるが、徳田の著作は自然主義で広く知られるためか武器は刃ではなく『弓』を扱う。(後述の「指環」を装備すると、純文学の作品傾向が反映される)
徳田は旧プロローグ(現在は「回想図鑑」の特別回想内にて閲覧可)内でプレイヤーが館長から依頼を受け、特務司書となって最初に行う仕事として初めて転生させる文豪。
「君の最初の任務は、その力で文学書へ潜書できる存在を呼び出すことだな」
「実はここに一冊の有魂書がある……君にはアルケミストの力でこの中に宿る魂を呼び寄せ、転生させてもらいたい」
<旧プロローグ 館長のセリフより抜粋>
転生は、転生させる力を持つアルケミスト(特務司書)と魂を探して迎えにいく文豪の二人で行うが、この時点では当然ながらまだ潜書を頼める他の文豪がいない為、館長のなでなでを報酬に要求しつつネコが潜書して有魂書から連れてきてくれる。
そのため、必ずどのプレイヤーも最初に選択した初期文豪と共に図書館に迎えることになる。
その為故か「チュートリアル徳田」というやや危なっかしい渾名で呼ばれることも…
派手な目・髪の色の他の文豪と違い、基本的な日本人らしい黒目黒髪といった彩色。
腰には紅葉が散った羽織を巻き、尾崎一門であることが容易に知れる。
あまり朗らかな表情を見せないが、近しい友人達には砕けた態度を取る他、他の文豪に対してもなんだかんだで面倒見は良い方。
師弟の関係にある尾崎紅葉との仲は、兄弟子である泉鏡花と比べややドライ寄り。もっとも、これは泉が過激派レベルで尾崎を慕っているゆえわかり辛いだけで、師匠として敬愛はしている。しかし稚気に溢れる彼に振り回される日々が続いている。
泉とも師を巡って幾度となく口喧嘩をしているが、心底憎み合っているわけではない。
また自然主義文学のメンバーとは総じて交流があり、島崎藤村には後援会を発足させられるなど、なにかとちょっかいを出されている。
本人の記憶はあやふやだが、川端康成が熱烈なファンであり、彼の無言の圧に戸惑っている。
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