解説
WJ版『封神演義』に登場した、三大仙人の筆頭・太上老君が所有するアイテム。
生来、とても面倒くさがりな太上老君が、超長期間安眠するために開発した究極の安眠装置。
ダイバースーツや宇宙服のような外見で全身を覆っており、背中にカタツムリの殻のような巨大な装置があり、そこから頭部に配管が走っている。
非常に頑丈で冷暖房完備、オマケに呼吸をするのも面倒だからと人工呼吸器まで搭載している。その頑丈さはスーパー宝貝級の威力でないと衝撃すら内部に伝わらないほどであり、太公望が太上老君を起こそうと、息切れするまで打神鞭で数十発攻撃をしたが傷一つ付かなかったばかりか、七大スーパー宝貝筆頭である雷公鞭の破壊力すらしのぐ、女媧の宝貝「四宝剣」(攻撃を喰らわせた相手の存在因果律そのものにすら干渉する)の攻撃まではじいてのけるという、おそらくは作中最強の防御力を発揮してのけた。
宝貝ではないようだが、その技術は明らかにオーバーテクノロジーの塊である。
ただし、雷公鞭に限ってはその宝貝の格と「雷」という属性から、スタンガンのように電流を流し込んで老子を感電させてたたき起こせる模様。
しかし最終決戦で、武吉が、上記の女媧の四宝剣による攻撃から太公望を護るために『老子バリアー』と称し、怠惰スーツを着た老子を何度か盾に使った際に、とうとう顔のレンズにヒビが入って破損。
これにはさすがに老子も怒り、妲己のスーパー宝貝であった傾世元禳を振るい、女媧の分身体を(半ば八つ当たりで)同士討ちさせた。
眠り続けていた理由
ここまでしてひたすら寝ていたのは、単に当人の性格のみならず、女媧の夢を盗み見するためでもあった。明らかなオーバーテクノロジーなのも、彼女の夢を盗み見てスーツを開発しただからと思われる。