概要
2015年11月に制作された第二次世界大戦を題材としたオリジナルボイスドラマ「OGRE」、及びそのシリーズの通称。海外のクッキー☆界隈での表記は「Tank☆」。
クッソー☆で霧雨魔理沙を演じたMKMMKT姉貴が企画・制作・出演している。
基本的に「戦車」☆と言った場合、指すのは以下の3作。
1『OGRE』(2015年10月24日 1時間20分)
2『BETRAY from OGRE』(2016年10月頃 56分)
3『VOID』(2017年1月頃 49分)
尺や投稿時期から別作品「戦車☆☆」「戦車☆☆☆」としてカウントされる場合もある。
その他、同一時間軸のスピンオフが7本発見されている(いずれも会場限定作品)。
2017年1月にこえ部閉鎖をきっかけに発掘されたにほんへ☆とほぼ同時に発掘されクッキー☆と関連付けられた。
一応2015年11月の時点で超早口おばさんことAKR姉貴の出演本編としてクッキー☆実況スレと呼ばれている界隈の住人に既に発掘されていたが、その発掘された界隈では個人や制作グループのサイトで公開している作品やニコニコ動画やYouTubeに投稿されていない作品は実況の都合上取り扱ってはいけないという決まりがあったため、後述の配布形態だった本作は保留されていた。
にほんへ☆同様、第二次世界大戦の日本軍兵士をテーマとした作品であり、にほんへ☆(リメイク版)とのストーリー的な繋がりもあるが、にほんへ☆が海軍の特攻隊を描いた作品なのに対し、こちらは陸軍の戦車部隊を描いた作品となっている。
前年公開のブラッド・ピット主演の戦争映画「Fury」に影響を受けたのか、題材や脚本展開に共通点が多く見受けられる。
にほんへ☆よりも実質後に発掘された作品だが、海軍と陸軍の創作としての利便性の差からこちらをMKMMKT姉貴の軍人設定の由来とする者も多い。
にほんへ☆同様この本編も従軍クッキー☆シリーズを取り扱う者なら全員知っているぐらいの知名度である。
良作にして苦行?
前述の通り「一部で存在は知られていたがまともに視聴した人は少ない」という状況が長く続いた本作だったが、何も希少性が高い会場限定作品というわけでも有料作品というわけでもなくzipファイルに詰められたmp3形式で普通に無償公開されていた。
結局上述のルールに縛られる形で誰でも聞けるのにもかかわらずク実で注目を浴びることはなく、Cytubeを利用したクッキー☆の本編用実況サイト「CTV☆」運営が、戦車☆を発掘されてから約2年(AKR姉貴の本編としては約3年ちょい)後に公式サイトからサルベージしてCytubeで放映可能な形に編集し、同サイトのYouTubeアカウントにも投稿。これを以って、初めて本編が陽の光を浴びることとなった。
そして戦車☆を視聴したCTV☆民からは「良作にして苦行」という矛盾した評価が下された。
その理由として挙げられるのは再生時間の長さだろう。
サイト上では個別の作品として配布されていたのだが、CTV☆運営はあろうことか1本平均再生時間1時間のヴォイスドラマ三作品を一つに連結して公開したのだ。
そのせいで戦車☆は再生時間が3時間というクッキー☆史上最長クラスのヴォイスドラマと化してしまい、内容は良いが再生時間のせいで苦行に感じてしまうという、まさに「良作にして苦行」という矛盾が成立する本編となったのである(本人の実況耐性の有無にもよるが)。
再生時間以外にも映像やイラストが一切無い(ボイスドラマとは本来そういうものなのだが...)、ハリウッド映画のような三幕構成なので前半の盛り上がりに欠ける、そもそも一般クッキー☆厨はボイスドラマというジャンルそのものが苦手という生態があるなど、本来のボイスドラマに馴染みも耐性もない事で知られる一般クッキー☆厨には苦行に感じる部分も多い。このため、現在でも長尺耐性のある本編実況界隈以外の場でその名前を見ることは少ない。
ニコニコ動画にも3話分割された本編が投稿されたが、ニコニコ動画のクッキー☆厨は全界隈中最も本来のボイスドラマを苦手とする習性があるため、本来のボイスドラマ特有の描写にアレルギー反応を示しており、他界隈より低評価が多い。
気になる方は下記の本編を是非視聴してみてほしい。
第一話→第一話キャストコメント→第二話→三代目RK兄貴の熱唱→第三話→第三話キャストコメントという構成になっているので一話ごとに区切って視聴する事をオススメする。
ニコニコ動画のは自分で調べろ(投げやり)
余談
- 三話目に登場したホモの上官である馬酔木(あせび)少佐を演じた声優は、あのホモ大学でお馴染みの立教大学の卒業生であり、同期に真夏の夜の淫夢の全ての元凶TDNこと多田野数人がいる。なお同人作品に精力的に参加していたらたまたま本シリーズでホモ役になっただけの偶然であり、ホモを公言しているわけでもなければBL作品への出演が多いわけでもない。
- 軍医の恵多少佐を演じたサークル常連声優であるケイはその他の声優と比較するとお世辞にも演技が上手いとは言えず(一応シリーズが進むにつれ改善している)、その独特な声質から年代的初参加作品である痛み☆がGoogle+コミュニティで発掘された際には「ポジ子とASTK姉貴とNYN姉貴を足して3で割ったようなヤツが出ている」などと散々な言われようだった。
関連タグ
RK姉貴 三代目が主役