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手鎖

てじょう

江戸時代に行われていた刑罰のひとつ。腕を拘束して自由を奪った形で罪人を謹慎させる。
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概要編集

江戸時代に行われていた刑罰のひとつであり、に閉じ込めるまでもない軽いを犯した罪人に処された罰のひとつ。江戸時代は「てじょう」とよばれていたが、現在は「てぐさり」ともよばれる。

瓢箪の様な形状の拘束具で両腕の自由を奪い、その状態で所定の期間自宅謹慎させる。謹慎期間は三十日、五十日、百日の3種類があった。定期的に役人が封を解いていないか確認に訪れ、途中で封を解いて外したことが判明した場合は一段階罪が重くなる。

また逃亡する可能性の低い未決囚の判決が出るまでの間の軟禁や金公事(※)で敗訴した者が判決に従わない場合の督促としても用いられた。


※・・・金銭の債権に関する訴訟のことで「かねくじ」とよむ。

pixiv内では・・・編集

手錠タグイラストのうち拘束具として使われているイラストと同じ傾向のイラストが投稿されており、江戸時代の刑罰としてのイラストは現時点(2024/05/27現在)では1件のみ。


関連タグ編集

拘束具

刑罰 拘束 謹慎

手錠・・・近い用途のもの


喜多川歌麿 手鎖の刑を受けた事がある。

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