概要
抜け首とは、例えば人間の姿をしたものであれば首と胴体が分離し、首が独自に動き回る(例えば自在に空を飛ぶ)事が出来るという妖怪である。ろくろ首の一種ともされ、中国では飛頭蛮などとも呼ばれる。西洋に伝えられるもので見る時には自分の首を小脇に抱えるデュラハンのようなイメージとも重なるだろう。
「抜け首の有効活用」においては、そんな着脱できる首から上の部分を上手に活用する光景が描かれている。2016年2月現在では「抜け首」と非常に類似した性質をもつキャラクターである赤蛮奇(東方Project)にまつわるタグとして用いられている。
実際の活用方法については個々の作品を参照。
赤蛮奇における「抜け首の有効活用」において特徴的なことは、赤蛮奇は元々一つである自分の首を九つまで増やす事が出来、初登場したSTG作品である『東方輝針城』をはじめ続いて登場した『弾幕アマノジャク』においても実際にそれを多様な形で弾幕として応用している点である。分離増殖した頭部から各々レーザーを放ったり複数の頭部で相手に突撃したりと、原作での登場時点で抜け首を弾幕という形でも有効活用しているのである。
pixivに発表された赤蛮奇と「抜け首の有効活用」に関連した作品では、原作における活用例以外の多様な抜け首の可能性が想像されており、赤蛮奇がその日々の生活面などでも自分の首を便利に使いこなす様子が描かれている。
本来は恐怖の象徴である抜け首も、視点を変えれば多大なポテンシャルを秘めた便利で特別な身体機能の一部なのかもしれない。
ただ、それがうらやましいかどうかについては、個人差があるかもしれない。