「斑鳩士門っ双星の陰陽師と共に戦えることを誇りに思う…!」
プロフィール
概要
「双星の陰陽師」の登場人物。
総覇陰陽連最高ランクの陰陽師十二天将の一人であり、朱雀を継承する。
五百蔵鳴海による評価では十二天将中四位の実力を持つとされる。
朱雀を継承したのは14歳。11歳にしてケガレ祓いに必要な術をマスターし、12歳の時には小隊長を任せられるランクへの昇格を果たす。
天若清弦をして「天才」と判を押す才覚の持ち主
初登場は5巻
天若清弦を師と仰ぎ、尊敬している。ろくろとは兄弟弟子といえる間柄だが、当初は様々なしがらみからそりが合わず嫌悪していた。
しかし共に戦い、妹を救う手助けをしてもらったことで実力を認め、深く感謝するようになり、その後は兄貴分として様々な形で手助けをするようになる。
御前試合で片足を失う重傷を負い、戦線離脱。
そして片足を奪った張本人である天馬から重要な話をされているようである。
容姿
後方に向けてとがった赤い髪と、常に身に着けているヘッドホンがトレードマーク。
常にギターケースを背負い、見た目はミュージシャンといった風体だが、中におさめられているのはケガレ祓いの装備。
年齢相応に遊びのある格好に反して、きわめて実直な人物で陰陽師としての職務に忠実。
半面、一本気が過ぎて融通が利かず選択を迫られて苦しむことも多い。
妹の斑鳩小夜を何よりも大切なものと位置付けており、苦言を呈することはあるが基本的には自由にさせておりはっきり言ってかなり甘い。それも小夜の立場を考えれば当然ともいえるが。
天将十二家・斑鳩家の次男という立場だが生まれは分家。両親の殉職に伴い本家に引き取られることになった。
基本的に分家筋というものは疎まれがちだが、斑鳩家は士門を家族として暖かく迎え入れてくれた。
その為、士門は斑鳩本家に対して高い忠誠心を持ち、「俺の全ては斑鳩家の為にある」と断言するほど。
家族仲も良好で、士門がつい癖で様付けで呼ぶたびに叱られている
容姿やその実力から女性からも人気があるが本人は色恋沙汰には全く興味が無い……が最近は繭良が気になっているようだ。
能力
霊符天翔顕符(てんしょうげんぷ)による朱雀の呪装は朱染雀羽(しゅぜんざっぱ)
およそ5,000近い陰陽術の中で唯一「飛行」を実現可能とする術であり、事実上飛行能力を持つのは士門だけとなる。
背中に機械の翼を備えたバックパックを背負い、それ自体が非常に鋭い刃として機能する。
赤鶙無限屏風(せきていむげんびょうぶ)
翼を変形させ36枚の羽として飛ばす術。羽は対象を自在に追尾するが、自動ではなく手動。
1枚1枚を把握し全て士門自身の意志によって操作しているため縦横無尽に攻撃することができる。
赤鶙無限屏風・改 鬼哭雷鷹之扇(きこくらいようのおうぎ)
赤鶙無限屏風の派生技。通常36枚の羽を4枚に限定させる事で1枚当たりの威力と動作精度を上げた物。
赤爪鳳凰神駆(せきそうほうおうしんく)
義兄と弟弟子の新たな戦闘スタイルにヒントを得た、朱染雀羽の新たな形態。
通常はバックパック型だがこちらはブレードの付いたガントレット型で遠距離攻撃能力を捨て、近距離高速戦闘に特化した姿。
本来呪装は明確なイメージとそれを維持する修行を要するものだが、士門は直前に思いついたこの形態を戦闘中に切り替え実戦で即座に使いこなして見せた。
朱雀明鏡符
十二天将にのみ許された秘術「纏神呪(まといかじり)」を発動させる呪符。
朱雀の力をその身に宿し、圧倒的な力を手にする反面5分以上の発動は命に係わる。
金翅鳥煉獄烈羽(こんじちょうれんごくれっぱ)
纏神呪の状態で発動する技。両手から出した呪力の剣を合わせ、相手に突進する。
余談
普段、朱染雀羽で飛行しているにもかかわらず乗り物酔いがとても激しい。電車などはまだマシだが、船では吐くほど酔う。
曰く、「自分の思い通りにならないから」だそう。