概要
長野県松本市大字波田赤松にある、アルピコ交通上高地線の駅(AK-14)。同線の終着駅にあたる。
1922年9月26日、筑摩鉄道の赤松駅として開業。
松本電気鉄道時代の1966年10月1日、1つ西にあった島々駅からターミナル機能が移設され、現在の新島々駅に改められた。
1983年9月28日、台風10号による土砂災害で当駅〜島々駅間が不通になったが、この区間は復旧することなく1985年1月1日付で廃止となり、当駅が終着駅となる。
なお、旧島々駅舎は当駅前に復元(オリジナルの駅舎は解体されており、こちらは完全なレプリカであった)後に松本市波田観光案内所として使われていたが、老朽化から2022年に解体されてしまった。
駅前には上高地方面へのバスの発着拠点である新島々バスターミナルと、アルピコ交通新島々自動車営業所を併設している。
直営駅でもあり、自動券売機を設置し、当駅からの鉄道・バスの片道乗車券を発売しているほか、出札窓口はバス窓口も兼ね、一部駅までの硬券乗車券、長野駅や東京都区内諸駅などへのJR線連絡の乗車券も購入できる。また改札内の精算窓口では、上高地方面へ向かう旅客に対し、松本駅からの鉄道・バス乗継乗車券も発売する。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。現地ではどちらにものりば番号がないが、駅舎側(この記事では便宜上2番線とする)が副本線で、日中は輸送余剰となった車両がこちらに置かれる。また旧・島々駅方の廃線跡が一部残されており、車両点検で使うことも多い。
2020年にはアルピコ交通創立100周年を記念して、当駅の駅名標デザインを刷新した。長野県のマスコット「アルクマ」、松本市のマスコット「アルプちゃん」、上高地線のイメージキャラクター「渕東なぎさ」(鉄道むすめ、名前は渕東駅と渚駅が由来)がそれぞれ描かれている。
のりば | 方向 | 行き先 | 次の駅 |
---|---|---|---|
(1・2) | 東行 | 新村・松本方面 | 渕東駅(AK-13) |
利用状況
「松本市統計書」によると、2017年度の1日平均乗車人員は258人である。
乗車人員推移
年度 | 1日平均人数 |
---|---|
2009 | 236 |
2010 | 233 |
2011 | 230 |
2012 | 258 |
2013 | 252 |
2014 | 241 |
2015 | 265 |
2016 | 271 |
2017 | 258 |