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概要編集

2005年に発売された旋光の輪舞(通称:センコロ)の続編にあたり、キャラクターイラストは曽我部修司、BGMは渡部恭久が担当。


公称ジャンルは「弾幕対戦アクションゲーム」。

対戦格闘シューティングといったゲームスタイルで、『ランダー』と呼ばれる人型ロボット(一部人型以外のものもある)を操作し、一対一で対戦。弾を撃つ、弾幕攻撃、近接攻撃などで相手の体力を削り、0にしたら勝利となる。

また、シューティングゲームに登場するボスさながらの巨大ユニットとドッキングし、圧倒的な攻撃を繰り出せる『B.O.S.S.モード』を、前回に引き続き採用。

さらに本作からは、『パートナーシステム』を追加。組んだパートナーキャラによって能力が変化する『能力値強化』、攻撃をサポートする『支援攻撃』、対B.O.S.S.用に発動できる『ボム攻撃』などにより、より白熱した対戦が楽しめる。

また組んだパートナーによっては戦闘開始前・開始後に、使用キャラとのセリフの掛け合いが楽しめる。


2009年にアーケード用が発売、2010年5月には、Xbox360用ソフトが発売されている。

2017年に発売された『旋光の輪舞2』は、「旋光の輪舞DUO」をベースに再構築された作品で、キャラクタービジュアルも大幅に変更し、声優も全員一新された。

ストーリー編集

はるか昔、人類は大いなる厄災に見舞われた。

人類の犯した罪……その代償として引き起こされた厄災。

人々は地球を捨て宇宙への移住を余儀なくされた。


そして、再び宇宙で反映する人類…宇宙暦、『宙暦』の始まりである。

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宙暦1484年。アーリア連邦内で起こった兵器強奪およびテロ攻撃…

世界を震撼させた「アーリア秘密兵器強奪事件」により、国際法に違反した秘密兵器の所有などが明らかになったアーリア連邦は、瞬く間に世界からの糾弾の対象となった。

そして、この事件をきっかけに国内の権力バランスが崩れ始め、ついには国家分裂の危機もささやかれるようになる。


そこで頭角を現した人物がいた。『鳴神ルキノ』である。

現権力者一派である「鳴神」家というブランド。

『事件の被害者』という立場から一転、復活するという話題性……

世代交代の象徴・アーリアを支える若きカリスマとして、国際舞台で目覚ましい活躍を見せる。


しかし、とある事件が起こる。

火星圏にあるアーリア自治領「ハルモニア」で発生した武力衝突…

この事件の黒幕が『鳴神ルキノ』であるという情報が流れ始めた。


そして、宙歴1486年。物語がまた動き始める。


(Xbox360版・取扱説明書より)


キャラクター編集

※前作から引き続き登場しているキャラには、名前の後ろに☆がついています。


ハルモニア義勇軍編集

火星圏にあるアーリア自治領・ハルモニアの独立を目指している。

以下の6人は、アンリをリーダーとする第1偵察隊に所属している。


【プレイヤーキャラ】編集

火星圏生まれで、内乱の巻き添えにより両親を失う。

しかし本人は記憶を失っていて、その事をおぼろげにしか覚えていない。

普段は明るく、何事にも前向きに取り組む少年。

しかし一旦キレると性格が豹変し、破壊的になる。

・搭乗ランダー:ヴァッツマール


第1偵察隊の隊長。

ハルモニア周辺の内乱後、双子の妹であるケイティと共に義勇軍に入隊。

そこで才能を発揮し、部隊の頭脳として活躍する。

直感で行動するタイプのレーフに苛立ちを覚えるが、次第に認めるようになる。

・搭乗ランダー:フルスペイド


ハルモニア出身ではなく、傭兵として参加している女性。

普段は気のいいお姉さん、という感じでアンリやレーフに接するものの、たまに支離滅裂なことをしゃべり出す『よくわからない人』。

興奮すると、何故かなまった口調になる。

・搭乗ランダー:クリソベリル


【パートナーキャラ】編集

レーフのデフォルト・パートナー。

彼のオペレーターを担当していて、アンリの双子の妹。ハルモニア出身。

実家は農業を営んでいて、ハルモニア内の混乱のため、現在は実家を離れ、アンリと共に義勇軍に所属している。

アンリがレーフ相手に振り回されているのを見て、興味津々。


アンリのデフォルト・パートナー。

ハルモニア出身の新米オペレーターで、アンリ担当。

従軍看護師として義勇軍に参加していたが、アンリとの縁で小隊に編成される。オペレーターの仕事にまだ自信が持てず、アンリに対して少し心苦しく思っている。


ユルシュルのデフォルト・パートナー。

ハルモニア出身。オペレーターだけではなく、メカニックも兼任している気さくで人望のある男。ランダー整備の腕前は相当なもので、ちょくちょく他の小隊の整備にも呼ばれている。

かなりの女好きだが、ユルシュルを女扱いしていない。




ゴディヴァ保安機構(G.S.O.)編集

大企業『ゴディヴァ』の子会社である民間警察。

捜査権限を持つ新たなランダー部隊「G.S.O.捜査部機捜隊」の研修の為、チャンポとツィーランはG.S.O.火星セクションへ出向することとなる。


【プレイヤーキャラ】編集

G.S.O.のランダー部隊・保安部4課に所属するパイロット。

新部署の研修として、合同チームに出向中。

勝気・猪突猛進な性格は変わらないが、「少し考えてから行動しよう」と大人の努力をする姿も見受けられる。

・搭乗ランダー:シトロネットST


G.S.O.・保安部4課に所属するパイロット。

チャンポと同じく出向組。男の娘。

チャンポの弟分で、彼女のことを「姉さん」と呼んでいる。今回は若干反抗期ぎみなのか、チャンポに楯突く場面もある。

実は政府関連の研究機関によって造られた人工人間で、櫻子によって救出される。

年齢が18歳(前作では16歳)となっているが、これはG.S.O.に入社する際に偽装したものである。(アーリア連邦では15歳から成人)。

・搭乗ランダー:オランジェットJP


G.S.O.火星セクションの捜査部に所属。新部署の研修に、捜査課から参加している。

ランダー免許を持っている為、適任と思われたが…本来持っているヒーロー願望が強く、特にランダーに色濃く反映しているため、色々と問題児扱いされている。スイッチが入ると「熱血ヒーローモード」になる。

・搭乗ランダー:サイガ


【パートナーキャラ】編集

チャンポのデフォルト・パートナー。

G.S.O.火星セクション所属の新人。

ランダー隊に憧れ、今回のプロジェクトに参加を希望。その結果、合同チーム内出向組のサポート担当となる。『師匠』として慕うチャンポのある意味危険な教えをそのまま受け入れているため、若干将来が不安視されている。


ツィーランのデフォルト・パートナー。

G.S.O.・保安部4課の隊長。

チャンポ達の出向には同行しなかったが…ゴディヴァ社内の怪しげな動きを察知した櫻子は、内偵を始める。その後「二人(チャンポとツィーラン)の様子を見にきた」という名目で、出向先に顔を出すようになる。

元アーリア軍特殊部隊(旧S.S.S.)の隊員。


本郷のデフォルト・パートナー。

G.S.O.火星セクション・捜査部に所属のベテラン刑事。本郷の大先輩にあたる。

合同チームには捜査の教官として招かれているが、講習は何故かお茶会のようになっている。(捜査は現場で学べ!とアレク談)




アーリア連邦軍特殊宙域任務部隊(S.S.S.)編集

アーリア軍が誇る、エリートランダー部隊。

本作では内乱を沈めるために、ハルモニアへと向かう。


【プレイヤーキャラ】編集

前隊長のミカが除隊したため、S.S.S.の隊長となった。再編されたチームの指揮に苦労している。また前作の事件から、リリに若干の負い目を感じている。

本名はファビアン・ファットマン。巨漢の大富豪で有名なファットマン家の子息だが、その名前を嫌い『ファストマン』を名乗っている。また、ミカとは学生時代からの同級生である。

・搭乗ランダー:デュグララ


S.S.S.の現メンバーの中では、一番新しい隊員。

三条櫻子の姪(櫻子の兄の娘)。

幼い頃から剣道・薙刀など武道をたしなみ、将来はスーパーレディに……のはずが、すっかり武道派になってしまう。

幼少の頃から叔母である櫻子に強い憧れを抱いていて、彼女を追いかけるようにS.S.S.へ入隊する。

目の前の悪は即制圧がモットー。

・搭乗ランダー:ソマリ


ランダー戦闘員。

ランダー使いとして、非常に扱いづらいカスタム機を使いこなす天才。

ランダー操縦だけでなく、知識も豊富で、たまに淡々と発せられる含蓄ある言葉は周囲をうならせる。

ただ、あまりに天才肌なため、その行動が理解できないこともあり、周囲から浮いた存在になっていたところ、グスタフという『相方』と出会う。

・搭乗ランダー:バッソカヴァリエ


【パートナーキャラ】編集

ファビアンのデフォルト・パートナー。

元S.S.S.のランダー隊員である、企業家の娘。

父の思惑によって、軍関連の研究所で能力強化を施された強化人間である。前作の事件の後遺症でランダーに乗れなくなり、現在はオペレーターとしてS.S.S.に再配属される。

能力強化の影響で以前は2つの人格を持っていたが、事件後一つに融合している。

基本はおとなしいお嬢様だが、ポロッと裏の顔が出てくることも。

本名は『フェルトヘレン・レヴィナス』で、ファーストネームの『リリ』は幼少のころからの愛称。

前作ではプレイヤーキャラだったが、本作ではパートナーでしか選択できない。


忍のデフォルト・パートナー。

ミカ前隊長の除隊後、S.S.S.に隊長代理として軍部上層部より派遣される。その後、ファビアンを隊長、フィロメナを参謀とする新体制に移行し、現在に至る。

参謀以外の仕事として、新人教育や戦術教官を務める。

過去の話やプライベートのことなど、一切話さない謎の美女。


セオのデフォルト・パートナー。

S.S.S.では諜報活動を担当していて、前の部隊で優秀な成果を挙げた能力を買われ、S.S.S.に派遣される。

スリルを求め、駆け引きを楽しもうとする根っからのギャンブラー気質。「人の優位に立つこと」にこの上ない快感を覚える。

相棒であるセオが何を考えているのか、何となく理解している。




その他勢力編集

上記3勢力のどれにも所属していない者達。


【プレイヤーキャラ】編集

アーリア連邦を牛耳る名門『鳴神家』の後継者候補である、鳴神ルキノが変装した姿。

前作の事件後、世を正す為に、そして恩人とも師匠とも言うべき存在、カレル・ヴェルフェルを救い出す為に表舞台に立ったルキノであったが、何者かの手により罠に嵌められてしまう。

その時、自分自身の力に限界を感じた彼は、イツカと手を組み別の手段で悪に立ち向かう決意をする。

正義とは何か…、それを教えてくれた男「カレル・ヴェルフェル」の名前を継ぎ、闇に潜む悪を討つ。(なお、カレル・ヴェルフェルは偽名で、本名はルカ・ミクリ。「ルカ・ヴェルフェル」という名前は本名・偽名の両方から取ったものと思われる)

前作では非プレイヤーキャラだったが、今作では使用可能になった。

・搭乗ランダー:アズレウスDMR


元S.S.S.隊長。

前作に登場したカレル・ヴェルフェルは、血の繋がらない兄にあたる(カレルは4歳時にミクリ家に養子に入った)

前作の事件後除隊し、恋人であるアーネチカと共にフリーの探偵(なんでも屋)を営む。

事件の縁から鳴神家(ルキノ)の仕事を多く引き受け、その報酬として鳴神家に縁のあるドッグでランダーの整備などを行わせてもらっている。同時に、時間を見つけては継続してカレルの捜索を行なっている。それはルキノの願い、というだけでなく、ミカ自身、自分なりの生き方を探す上で重要なことと考えている。

搭乗ランダー:ヴェントゥーノ・ソール


アーリ軍属企業・オペラ社の実験体。生体部品の多いアンドロイド(人工人間)である。

感情の学習を受けていないので、感情表現に乏しい。

前作のラスボスだった『アンセル』の記憶を追っている。

・搭乗ランダー:カストラート


【パートナーキャラ】編集

  • 五島イツカ(19歳・男。声:神谷浩史⇒河本啓佑(旋光の輪舞2))

ルカ(ルキノ)のデフォルト・パートナー。

鳴神家に仕える五島家の御曹司かつ問題児。

ルキノとは昔からの知り合いだが、スキャンダルにより失墜したルキノを心の中でせせら笑っていた。

しかし、ある日ルキノと会い、彼の経験したことや、これから何をやろうとしているのかを聞くことになる。次第に、それまで思っていたネガティブな感情は失せ、興味に取って代わる。以降、「ルカ」の参謀として共犯関係になる。

パソコンやハッキングに関して、優れた知識を持つ。


ミカのデフォルト・パートナー。

ミカの恋人であり、元S.S.S.のオペレーター担当。

前作の事件後、彼と同じくS.S.S.を除隊し、行動を共にする。

除隊後、本当はミカを再びランダー乗りにしたくは無かったが、どうにも精彩を欠くミカを見るに見かねて、ルキノに相談。その結果ミカは、ランダー乗りに復帰することになる。以降「より危険の少ない、お金になる仕事」を選ぶこと、それがアーネチカの仕事となった。


ラナタスのデフォルト・パートナー。

オペラ社の研究主任として、『ラナタス・プロジェクト』に関わる者で、自分の研究心を満たすため、自らラナタスを観察する任務に就く。ラナタスの挙げる成果に一喜一憂を繰り返すうちに、ラナタスに対し複雑な感情が芽生える……。

童顔で背が低く、外見から子供と間違われたり、子供扱いされる事を嫌う。



Ver2.00からの追加キャラクター編集

アーケード版がVer.2.00にバージョンアップした際に追加されたキャラクター。


旧世界のテクノロジーによって造られたオペラ社製アンドロイド。

個体ではなく群体で動作しているため、同様の『ペルナ』が複数存在する。また個体によって性格にも差がある。

CPU戦では5戦目で必ず乱入してくる。

・搭乗ランダー:カストラート


稼動当初はパートナーとしてしか選べなかったが、アーケード版Ver2.00より、プレイヤーキャラとして使用可能になった。

CPU戦では必ず8戦目に登場する。

・搭乗ランダー:トライアド


その他の重要キャラ編集

鳴神ルキノのの教育係兼ボディガードだった男。本名:ルカ・ミクリ。

元アーリア軍特殊部隊(旧S.S.S.)の隊員で、櫻子の元同僚でもある。

元々はアンセルの指示で鳴神家に入り込み、ルキノを誘拐するつもりだったがルキノの心に触れ、彼を守るために『誘拐』という形で二人で逃亡を謀る。

前作の事件後、誘拐の罪で公安もとい政府に引き渡されたが……。


元アーリア軍特殊部隊(旧S.S.S.)の隊長で、櫻子・カレルの元上司でもある。

8年前(前作では6年前)に起きた『大使館占領事件』で重傷を負うが、事件の真相を知り、逃亡。

黒幕である権力者達に報復するために、前作の事件を引き起こした。

旧世界の技術により、肉体を捨てて電脳世界に存在している……。


ストーリーモードのラストに突如登場した、ペルナ達の新しいマスター。

その目的は果たして……。

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STG グレフ 旋光の輪舞 センコロ


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