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日下ひろなり

くさかひろなり

日下ひろなりは劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』のゲストキャラクター。
目次 [非表示]

CV:山寺宏一


概要編集

29歳のシナリオライター。髪を赤く染め、薄い色の入ったグラサンをかけた男性。


豪華客船を舞台にした連ドラの企画書を手がけているらしく、その関係で秋吉美波子と知り合いになった。その連ドラのタイトルは『クルージング恋物語』。


美波子からシナリオの感想を聞くため、部屋から彼女に電話をかけ、部屋から朗読していた。


物語序盤から怪しい動きを見せているが…。

















以下、ネタバレ注意編集


本作で発生した事件の犯人である


まず、八代親子の客室に侵入し、八代貴江の腹部を刺して殺害。その後、マリーナで延太郎を襲ったが抵抗されてしまい、逆に首を絞められ殺されかけるも、何とか海に落とした。

マリーナで延太郎を待ち伏せしている時にかくれんぼで毛利蘭を探していた鈴木園子と遭遇し、邪魔な彼女を襲って霊安室に監禁した。

美波子への電話は、ICレコーダーを使ったアリバイトリックであった。


実は彼の父親は第一八代丸の乗組員で、その沈没事故に巻き込まれて死亡した人物の1人でもあった。ただの事故だと思われていたが、2年前に父親の元同僚と出会った時にこの事故に関する妙な噂の事を知り、噂の信憑性を確かめるべく独自にこの沈没事故について調べ始める。


その噂とは、この事故は当時社長と専務だった八代親子が保険金目的で企てた計画的なものであり、この計画を利用して当時対立していた沖田を排斥しようとしたというものだった。

この噂の真相を調べるうちに、それは事実だという事が判明。その計画に当時副船長だった海藤渡も関わっている事も突き止め、父は彼らの企てに巻き込まれて殺されたのだと悟る。

そして殺された父の無念を晴らすため、このアフロディーテ号を舞台にした殺人計画を立てて、父を死に追いやった者への復讐を果たしていった。


当初は八代英人も復讐の標的に入っていたが、アフロディーテ号の処女航海の前に事故死している。


最後は船に爆弾を仕掛け、その混乱に乗じて残りのターゲットである海藤を殺害としてが、その前にコナンにトリックを見破られる。船に仕掛けていた爆弾を爆破し、その混乱に紛れて逃走したが、コナンと少年探偵団に捕まり、駆け付けた目暮達に逮捕された。


以下、更なるネタバレ注意編集

目暮が日下を確保した途端、アフロディーテ号は次々と爆発していく。事件を解決したコナンも、自らが暴いたアリバイトリックに納得がいかない所があるらしく、仕掛けられた爆弾の数にも疑問を感じていた。そして、八代延太郎の背中に果物ナイフが刺さっていた事が判明した事で、コナンはある事に気づく。


この事件には日下の犯行の裏で暗躍する真犯人がいる事を。


そもそも物語序盤から日下の犯行が倒叙形式で明示されていたのは真犯人の存在を隠すためのミスリードだった。映画の宣伝で「シリーズ初の二重(デュアル)サスペンス」と謳われていたのもこのためである。


コナンが本当の真相に気づいた時には最早真犯人による海藤殺害は止められない状況となっていたが、そこにもう一人の探偵が現れる…。


余談編集

声を担当した山寺宏一氏は、テレビアニメ「ストラディバリウスの不協和音」でも犯人役を演じている。後に原作・テレビアニメ本編に関わる重要キャラクターの赤井務武役も担当する事になる。

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