概要
「最後のレストラン」のピンチヒッター、元々の「最後のレストラン」の構想に近いです。(単行本7巻・作者コメントより)
園場のいとこが働く小料理屋にダメ男な偉人達(日本限定)が次々にやってくる。
ヘブンズドアとの違いは雪が偉人達に塩をふりかけると元の時代に戻る。
時々報酬はでてくるが女将さんに全部取られてしまう形で終わる。
※「最後のレストラン」単行本第7巻&第8巻収録
登場人物
成雪(なり ゆき)
ヘブンズドアの園場凌の親戚。悲劇のヒロインになりたいタイプの女性。よく店の金に手を出すのでただ働きになっている。園場に負けず劣らずのネガティブでカウンターで遺書をよく書く。
笹谷きん(ささや きん)
雪が働く小料理屋の女将。髪型はパーマ。雪へのツッコミ担当。
鷺谷 空(さぎやそら)
雪の古い友人。雪に儲け話を持ち掛けてくるがどれもこれもマルチ商法、詐欺である。第5話にて、登場。
ゲスト
- 太宰治-「豆腐のカニあんかけ」、化学調味料を料理にひと瓶丸ごと振りかけた事で追い払われた。
- 石田三成-「柿と大根と鶏胸肉の煮物」、メインの柿を食べない事に怒った雪に塩をかけられた。
- 伊藤博文-「タイラギのお造り」、スケベ爺だからとはいえ婆さんの、キンさんの脚に盛られたお造りを拒否して追い払われた。当時の一円札を一枚置いていった。
- 大塩平八郎-「カナガシラの煮付け」、自害する直前タイムスリップ。かつては噛み砕いた事のあるカナガシラの骨、21世紀の調理方法で柔らかくなった煮付けに驚いた。力士と勘違いされた為かほんの少しの塩をまかれた。二分金を渡していった。
- 近藤勇-「牛鍋(関東風すき焼き)」、処刑の直前「卵ふわふわ」を食べたいと言った途端にタイムスリップ。食わず嫌いを治してもとの時代に帰った。唯一塩をまかれなかった。ちなみに顔は歴史書の写真通りである。
- 東條英機-「お茶ガラの佃煮(ご飯のせ)」、戦犯としての裁判中からタイムスリップ。野菜クズの調理に居合わせた。料理の味は褒めてもらえたものの、自分の考えや行動に対して否定な意見を受けて怒った。時代錯誤による意見違い、塩をたっぷりかけられた。