「形見を手放したくらいで最上さんは怒んないよ」
概要
漫画「ワールドトリガー」に登場する最上宗一と迅悠一のBLカップリングの略称である。
公式の2人は「師弟関係者」。
旧ボーダー創立時のメンバーである最上は 5年前の同盟国における戦争にて死亡し、黒トリガー(風刃)を遺した。
そして「第一次大規模侵攻」後、存在が公にされた現ボーダーで、適合者が20人以上いる風刀の争奪戦が行われ、迅がその全員に圧勝し所有権を得た。
しかし黒トリガー争奪戦後に行われた取り引きにより、遊真のボーダー入隊を認める代償として風刀を本部に献上することになる。
「そんな理由で 争奪戦であれほど執着した黒トリガーを…」
「あれはおまえの師匠の形見だろう?」
風刀を手放した理由について 風間が納得できないほど、風刀に強い思い入れがあった模様。迅にとって風刀は師匠そのものだったのだろう。
風刀献上後に風間や太刀川と話す迅は 普段と変わらない態度であったが、私室で一人になるとその複雑な心中を垣間見せた。
非常に強力ではあるものの性能が攻撃に特化しすぎているのが難点の風刃だが、未来視のサイドエフェクトにより防御・回避能力に優れ、前もって相手の動きを読んでおくことも可能な迅にとっては「相性が良すぎる」武器。
適合者は数多くいるが 風刀の性能が迅のサイドエフェクトと相性が良すぎること、迅のライバルであった太刀川が風刀に選ばれなかったこと。それらについて、沢山の考察があることだろう。
旧ボーダー時代の集合写真にうつる最上は、現在の迅が常に身に付けているものと同じ特徴的なサングラスを装着している。つまり、サングラスも形見である可能性が高い。
また、この写真にうつる最上の髪型や服の着こなしは、現在の迅と近い。最上が亡くなった後、迅が最上を真似ている可能性もある。このことから、迅の最上に対する思いが相当大きいことが分かる。