概要
通称「KPB」と呼ばれる。
事の発端は、第5話「柿放」で、物販の仕入れで外出した大槻と沼川は、仕入れを終えた後にE班の新商品の開発を考えていた。というのも、自分達と同じく物販を始めたC班の小田切が販売したホッピーとカレーせんの「ホッピーセット」がヒットして大人気となり、このままでは自分達の物販に影響が出ると考え、新商品の開発を目指す。大槻と沼川はドンキで色々と物色してアイデアを練っていたが、中々良いアイデアが浮かばず(というか、途中からただただエンジョイしていた)、外出時間のリミットが迫って来たため、沼川が諦めて最後に喫茶店で一服を提案したその時、喫茶店の隣に構える携帯販売店のパケ放題の看板が目に入った大槻に天啓が降りる……
後日、いつものように物販の商品を買おうとした労働者達に対し、大槻は物販を始める前にあるサービスを発表。突然の発表に困惑する労働者達の前に、大きな袋(アニメではドラム缶)を抱えた石和が現れ、空のショーケースに袋から大量の柿ピーが流し込まれる。
それは、月々5000ペリカを支払うことで最大10袋分の柿ピーが食べ放題の「柿放題」サービスであった。通常の柿ピーは1袋1000ペリカのため、5000ペリカだと実質半額で柿ピーが食べられることに驚く労働者達。しかし、一人の労働者が「10袋分まででは柿『放題』と言わないのでは?」と食べ放題と謳いながら制限があることで、サービスの割にはしょぼいと指摘する。だが、大槻はそれを読んでさらに上のプランである「柿ピーアンリミデッド」を公表し、6ヶ月契約でこのプランに入ると制限は無くなり、本当に柿ピーが食べ放題となることを明かし、石和が柿ピーを紙コップで掬い上げて豪快に食べるパフォーマンスを見て、労働者達は次々と柿ピーアンリミデッドに契約し、柿ピーを好きなだけ食べ始めた。沼川はこのままでは大赤字ではと不安になるが、大槻はむしろ想定内で10日で限界が来ると予想する。
その予想通り、柿ピーを食べ続けていた労働者達は、次第に飽き始めて柿ピーの消費量が激減してしまう。契約した労働者達は大槻に解約を求めるが、6ヶ月後の更新日以外で解約する場合は、解約料30000ペリカを支払うことになっており(一応、契約書に書かれているが、意図的に小さい文字で書いていた)、労働者達は何とかして飽きない工夫として様々な柿ピーの食べ方を考案し、その中の一つが「柿ピーボール」である。
この柿ピーボールは、砕いた柿ピーを霧吹きで湿らせてから丸くまとめた物で、食感はガリッ…として、味はなかなかいけるとのことで、一時ブームとなるも、ブームは3日で終わってしまった。
その後、労働者達はわずか一ヶ月で柿ピーをほとんど食べなくなり、無駄に月々5000ペリカを支払う羽目になったが、ついに契約更新日がやって来て労働者達は大槻に解約を申し込みに行こうとする。が、大槻はうっかり雑司が谷に外出に行ってしまい、大槻がいないことで解約できず契約は更新する羽目になった。
ちなみに、この「柿放題」及び「柿ピーアンリミテッド」はこの回以降、一度も登場していない。(一応大晦日回にて紙コップで柿ピーを食べている労働者がいる)
作り方
1:柿ピーから柿の種とピーナッツに分別。
2:サランラップの上で柿の種を細かく砕き、霧吹きで水をかける。
3:お団子状にこねる。
4:砕いたピーナッツをかければ完成。
実際の味は
上記の通り、なかなかいける味と称されているのだが、実際に作った人曰くねちょねちょして味が薄いとのこと。焼いた人もいるが水分が飛んでパサパサになったとのこと。
まさかの公式販売
2018年に亀田製菓が「タネザック」の名で販売。亀田製菓曰く偶然の一致とのこと。柿ピーボールとは違い、サイズは小さく味はピリ辛、食感はカリカリしている。味もコンソメやのり塩等発売されたことがある。挙げ句の果てにはリニューアル発売の際にパッケージの側面に『ザクコロピリ辛柿ピーボール』とまで書かれている始末。
余談
この柿ピーボールが登場した回にはこれを含む色々な柿ピーの食べ方があるわけだが、ちくわに柿ピーを入れた「柿ピーちくわ」もまた微妙なシロモノらしく実際に作った人でさえ「別々に食べた方がうまい」と結論に至っている。
関連動画
再現レシピ動画