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CV:高山みなみ

概要編集

梨耀とは、小野不由美の小説『十二国記』の登場人物である。


60年にわたって才州国を治めた扶王の愛妾。翠微洞に幽閉されてからは「翠微君」の称号を得る。

政治に倦み、奢侈に走りやすい扶王が道を踏み外さないよう道理を説いて諫めてきたが、扶王の治政末期、気の強い性格を嫌われて追放され、琵山翠微洞に幽閉された。

歯止めがなくなった扶王の治政は民に重税を課して乱れ、それがために国内あらゆるところに反扶王の乱が起きるにいたった。

梨耀は扶王が崩御し、叛乱軍「高戸」を率いる青年・砥尚が新たな王になるまで後援した。


100年ほどまえ、言葉がわからないことで誰からもバカにされている海客の少女・大木鈴を昇仙させ、下女にするが、梨耀は彼女を「笨馬(ほんま=粗末な娘、愚か者)」と呼び、嘲笑った。

翠微洞における梨耀は下女や召使をこき使う暴君であったが、それらの所業は100年にわたり彼女に仕えてきた下女の大木鈴が梨耀の暴虐を現采王・黄姑に訴えるまでつづいた。

黄姑は翠微洞に仕える下女や召使を王宮に引き取ったが、道理を知る梨耀がこのような暴挙に走ったのは誰も彼女に文句を言わずに逆らおうとしなかったことに腹が立ったのではないか、と推測している。

関連タグ編集

十二国記 才国 采王 大木鈴

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