下野国(栃木県)の鬼怒沼で機織をしている美しい娘。
基本的には沼の上で機織に勤しんでるだけで何もしてこない。
しかし、機織を邪魔されたら容赦しない。
弥十という若者は機織姫の美しさに魅せられ、その仕事の邪魔をしたせいで殺されかける。弥十は杼(横糸を通すための機織機の部品)で機織姫を刺して機織姫が倒れた隙に、命からがら村へ逃げ帰って行った。
この話の機織姫は着物がスケスケであり、胸が大きく身体のラインがはっきり見えるなど、放送時間や絵柄などを考慮しても、かなりエロティックに描かれている。更にナレーションでも「薄布の下の盛り上がった乳房や、丸みを帯びた白い尻もはっきり見て取れた」と官能小説でも朗読しているかのような一節があったりする…。