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死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く

しにがみにそだてられたしょうじょはしっこくのけんをむねにいだく

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱くとは、彩峰舞人によるライトノベル小説である。
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概要編集

2018年4月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載を開始。作者は彩峰舞人氏。

後にオーバーラップ文庫から書籍化。既刊7巻。イラストはシエラ氏が担当。

電撃コミックスNEXTから漫画版が出版。既刊6巻。松風水蓮氏が作画を担当。


死神に拾われた少女が自分の前から姿を消した死神を探すために、漆黒の剣を手に戦火へと身を投じるファンタジー戦記。


あらすじ編集

深い森の神殿で偶然、「死神」ゼットに拾われた銀髪の少女・オリビア

ゼットは観察と称してオリビアに様々な知識と戦闘技術を叩きこんだが、彼女が15歳を迎えたある日、何の前触れもなくゼットは姿を消してしまう。

「絶対にもう一度会って話をするんだ」

オリビアはゼットと再び会うために、彼の残した漆黒の剣を携えて旅立つ。


その頃、デュベディリカ大陸は戦乱の時を迎えようとしていた。

大陸の北に位置する大国・アースベルト帝国が、突如デュベディリカ大陸統一のために東の大国・ファーネスト王国に侵攻する。

オリビアは死神の手掛かりを得るために王国の志願兵となると、無邪気な笑みを湛えながら手にした漆黒の剣で数多の敵を屠り、やがて彼女自身も死神と畏れられるようになる。

銀の髪をなびかせ漆黒の瞳を宿したオリビアは、幾つもの戦場を駆け英雄への道を歩み進める。


登場人物編集

オリビア(階級:准尉→少尉→少佐)

主人公。銀糸の髪と人形のような端正な顔立ちの少女。

育ての親である死神ゼットの手掛かりを掴むべくファーネスト王国兵に志願してからは順調に戦果を挙げ、アースベルト帝国との間で繰り広げられる戦火の渦の中心となっていく。

ゼットからは言葉をはじめ様々な知識や技術を授けられており、帝国の猛者ですら歯牙にかけない戦闘能力を持つほか、兵学などの戦術眼にも長けるが、人間界の常識までは教わっていなかったために、礼節や一般常識には疎い。

15歳の少女らしく無邪気で好奇心旺盛な性格で、本を読むことを好むが、加えて王国兵になってからは人間の料理、特に菓子に興味深々。一方でその性格は戦いにおいても同様で、ひとたび戦場に躍り出るとその端正な表情を崩すことなく、まるで戯れるかのように敵兵の屍の山を築く。

騎士に叙された後、ふと見たヴァレッドストーム家の死神を思わせる紋章に奇妙な縁を感じたことで、以後ヴァレッドストームの姓を名乗るようになる。


クラウディア・ユング(階級:准尉→少尉)

肩に掛かる金髪が特徴の美女。

剣の腕に長け、王立士官学校を次席で卒業したエリートで、卒業後は王国軍第一軍に所属していたが、従兄ナインハルトの推挙により第七軍に移籍、オリビアの副官に任命された。

騎士であることに誇りを持っている生真面目な性格で、その性格から融通が利かない所もある。


アシュトン・ゼーネフィルダ(階級:二等兵→准尉)

オリビアが王国軍入りした後に初めて会話をした、温厚でやや単純な性格の金髪の少年。

比較的裕福な商家の長男で学問が好き。王都でも最難関と謳われる学院に通い、そのおかげで徴兵を免れていたが、相次ぐ王国軍の敗北を受けて南方戦線行きになった所にオリビアと出会う。

生まれてこの方剣を握ったことすらないが、やがてその知略を買われ、軍師として頭角を現す。


パウル・フォン・バルツァ(階級:中将→大将)

ガリア要塞を預かる第七軍の総司令官で、帝国軍から「鬼神」の異名で一目置かれる老将。

一方で平時はやさしいお爺ちゃんそのもので、オリビアを自分の孫娘と同じようにかわいがっては、副官のオットーに窘められている。


オットー・シュタイナー(階級:中佐→上級大佐)

パウルを補佐する副官で、オリビアを第七軍に引き入れた張本人。

真面目な性格ゆえに、破天荒なオリビアの行動や言動に振り回され顔をしかめがちだが、彼女が王国軍に必要な人物であることも十分理解している。


関連タグ編集

小説家になろう


死神を食べた少女(同サイトに掲載されている共通点の多いラノベ作品)


外部リンク編集

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く - 小説家になろう

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く - コミカライズ

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