死装束
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しにしょうぞく
日本において、死者に着せるための服。
広義として、これから死に向かう者が着る服という使い方をされる事もある。
全身白い和服であり、あわせを左前に着せる。和風の幽霊はこの姿で描かれることが多い。
※左前は死装束の着せかたであり、それ以外で特別な意味もなく和服を左前に着ることは縁起が悪い。間違えて着たり絵に描いたりしないよう注意。
なお、洋服の場合は女性ものを左前にする習慣である。
頭の三角は天冠と呼ばれる冠であり、死者を正装で送り出すための烏帽子や冠が簡略化されたものや観音菩薩の冠を表したものだと言われている。
脚には脚絆をつけ草履を履き、手には手甲をつけ、笠と杖とずだ袋（肩掛けバッグのようなもの）を持たせる。これらは冥土の旅の装備である。
しかしこれらの装備がイラストで描かれることは少ない。
