概要
人が必ず直面する終わりである。
ウィザーディング・ワールドにおいて、魔法族はマグルの病気で亡くなることは無いが、代わりに魔法界の傷病で亡くなることはある。
また、基本的に老衰するときも120歳くらいまでは生きることが多く、長寿。
死ぬ代わりに「儚い生の擬態」としてゴーストを選ぶ者もいる。
しかしこれは多くの魔法使いは選ばない。
また、ゴーストとなってもそれは生前のお決まりの言動を繰り返すだけの存在である(肖像画も同様)。
賢者の石があれば延命を繰り返すことができ、分霊箱を使えば一度死亡し肉体が滅びても、体を再生する魔法薬で何度でも復活できる。
死んだ人間を完全に呼び戻すことはいかなる魔法でもできない。
しかし兄弟杖による魔法の相克による直前呪文の再生で、死の呪いの犠牲者が痕跡となって吐き出されることはある(極めて稀な例だが)。
また、死の秘宝のひとつ蘇りの石を使えば一時的に呼び戻すことはできるが、肉体までは再生せず、この世に馴染むこともない。
これはおそらく人造的な死の世界へのポータルであろう。
我々の世界と死の世界はまさしくベールで区切られているようなもので、重なり合うように存在して、そして完全に向こう側に触れることは叶わない。