概要
東方Projectに登場する「永遠亭」に関連するキャラクターたちによるグループ。
「永遠亭」の始まりや『永夜抄』に至るまでの経緯、関連キャラクターたちと連動した『永夜抄』以後の動向等については「永遠亭」記事も参照。
「永遠亭」
永遠亭とは、東方Projectにおいては『永夜抄』に初登場した建築である。
以後の作品においても本亭が描かれたり関連するキャラクターたちを通して語られる事もあるなど、多様な形で登場している。
『永夜抄』以後、永遠亭を閉ざしてきた面々は幻想郷に開かれる道を選んだ。
例えば薬売りや医療の提供などの形で人間に貢献し、月都万象展のような開かれたイベントも開催している。その様子は『月のイナバと地上の因幡』や『東方鈴奈庵』等でも描かれており、永遠亭の面々は独自のスタンスも維持しつつ、今日の幻想郷に馴染むよう行動しているのである。
それは一人一人の心にも新たな変化を与えている。
例えば蓬莱山輝夜評によればかつてはいかにも月の人然としていた八意永琳も今日では大分土地の心に馴染み人々との交流のあり方も変化したとされ(『東方儚月抄』)、鈴仙・優曇華院・イナバについてもかつての同僚から地上へ順応した今の様子についての特別な感想が寄せられている(『東方紺珠伝』)。輝夜自身もまたここがかつて所在した月ではなく地上であることを大切にし、この地でのメンタリティも模索しつつこれからの自らのあり方について想いを寄せている。
その様子について『儚月抄』などで八雲紫は永遠亭の面々がその解放以後「 人間の社会 」に入り、そのルールに沿って生きることを選んだとし、「 妖怪ではなく人間であること 」という生き方を選んだと評している。
ただし「 兎 」だけはさすがに「 人間になりすますには無理がある 」ともしている。
この他永遠亭の面々について特徴的な事として、それが表立ったものではなく直接の接触は困難なものの今日の幻想郷では数少ない月の都とのパイプをもつものであるという点がある。『紺珠伝』を現在時点とする場合、おもにその縁は永遠亭側では永琳や鈴仙がもつ。
例えば永琳は綿月豊姫や綿月依姫をはじめとした月の都の特定の流派から今なお強い信頼と敬愛を寄せられており、稀神サグメなどもまた永琳の智恵に信頼を寄せている。
永遠亭は広く幻想郷の中でも月(さらに月の都の主な開祖)との直接の関係をもち得るという永遠亭ならではの人脈をもつのである。
ただし輝夜や永琳は今では地上の存在として生きる事を選んでおり、鈴仙もまた地上の兎となったことを自ら語っている。
この他輝夜との強い縁をもつ藤原妹紅や妹紅の「 理解者 」である上白沢慧音もまた永遠亭と交わる事があり、二次創作における「永遠亭組」においてもグループのメンバーとしてともに描かれる事もあるなど、「永遠亭組」は今日の地上での縁もまた結んでいる。
メンバー
2015年12月現在のpixivにおいては次のキャラクターがそのメンバーとして描かれている。
キャラクターは主に「永遠亭にその主たる生活環境などを置く」メンバーと「永遠亭に住まうキャラクターに強い関連を持つキャラクター」なの二種類によって成っている。
「永遠亭組」は、「永遠亭」をその象徴として強く結ばれるキャラクターたちのグループ構成として見出されている。
この他てゐの配下である妖怪兎、モブイナバなどが「永遠亭組」として描かれる事もある。