概要
唐揚げの原形となった中国料理の一つであり、台湾、日本で独自の変化を遂げている。日本では小麦粉をベースとした衣を付けてカリッと揚げた鶏肉に、ネギ油を使った甘めのタレをかけて頂く料理で、ネギを振りかける場合もある。
油淋鶏の種類として、衣付きの油淋鶏と、衣無しの油淋鶏がある。衣の有無で食感がかなり違う。また、骨付きの油淋鶏と骨なしの油淋鶏がある。
本来は油で揚げるのではなく、油を回しがけして調理する一品でもあり、発祥の中国では衣のついた鶏は使わず、また骨付き鶏しか使わない。淋はまみれる、ずぶ濡れといった意味合いがあり、日本語に直訳すれば「油にまみれた鶏」という意味合いである。
油で揚げる方法は台湾と日本で広まった一種の魔改造で、唐揚げが先に広まり、あとで油淋鶏にアレンジされた。台湾でも泰式油淋鶏として定番料理となっているが、日本とは逆にかなりの辛口。日本人が同じノリで食べて辛さに面食らってしまうことも珍しくないという。
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