概要
映画イレイザーに登場する、マフィアにして、主人公ジョン・クルーガーの協力者。
物語後半、ボルチモア港で武器密売の取引が行われることを突き止めたクルーガーだったが、証拠のディスクを消去された上、証人のカレンも敵に拉致されてしまう。取引現場に単身乗り込む以外に道が残されていないクルーガーに、かつての保護対象の証人であり、協力者のジョニーが紹介したのが、いとこのトニーと彼の率いる組合員である。
トニーら組合員たちは、自分たちが牛耳るボルチモア港でよそ者が組合を通さず、勝手に荷物の積み込みを行っていることに激怒。ジョニーの口利きと利害の一致により、クルーガーの協力者となった。
構成員
- ジョニー…メイン画像向かって左端、口髭の男。物語冒頭で保護対象の証人として、中盤以降は協力者として登場
- トニー…メイン画像中央、黒スーツの貫禄のある男。ジョニーのいとこにして組合の長
- サリー…メイン画像向かって右端、細身の男。潜入後はスナイパーライフル装備
- マイク…メイン画像奥、大柄の男。ジョニー曰く、「チビのマイク」
活躍
……で、ここまでならばアクション映画にありがちな「単なる主人公の引き立て役」なのだが、ところがどっこい、こいつらの活躍はすごかった。
- 闇取引が行われている立入禁止エリアの入口で騒ぎを起こして警備をひきつけ、クルーガーの潜入を支援「俺たちは港湾労働者組合のもんだ……」
- 一瞬の隙をついて入口に集まった武装警備員たちをブン殴って全員倒す「組合を舐めんじゃねえよ」
- 普通のスコープ付きボルトアクションライフルで、作中最強の銃であるEM銃(生体反応探知スコープ付きレールガン)との狙撃対決に勝利
- クルーガーに向かって発砲するロシアンマフィアどもを、前述の警備員から奪ったサブマシンガンの一斉射でなぎ倒す
相手がただのカカシだったのか、組合員が全員元コマンドーだったのかは不明だが、兎にも角にも強い。「お前らのような組合員がいるか。」と言いたくなること請け合いの大活躍である。
ネット上における組合員について
前述のような活躍から、アーノルド・シュワルツェネッガーや本作のファンのことを「組合員」と称するようになった。
ニコニコ動画におけるコマンドーMAD、Twitter上での実況などで組合員の数は増えつつある。
特にTwitterでは洋画がゴールデンタイムに地上波放送されると、組合員が#commandoのハッシュタグをつけ実況に興じている。邦画が放送されている時でも組合員がいることがある。
また、ニコニコ動画上ではアニメの一部の音声や映像にコマンドーを始めとしたアーノルド・シュワルツェネッガー出演映画に出てくる音声や映像を付け加える、差し替えるなどの編集を施した動画が数多くあり、すでに1000本近くなっており、しかも未だ増え続ける傾向にある。
ただし、こういう系の動画は消されることが結構多いものの、そうであっても全く挫けず例えば6話が削除されたとすると、「6話が無くなっちゃったわ……」や「6話が……6話が……」「6話が?どうした先を言えよ」「6話が運営と不倫してる……」など、コマンドー名言を改変したタグをつけるなど、恐らくニコニコ史上最強のメンタルを持ち合わせている。
余談
- 我が国にも現実に全国港湾労働組合連合会や全日本港湾労働組合、日港労連・港荷労協という組織が存在する。
- 捩って(または聞き間違いから)「公安労働者組合」と言われたり、表記されることもある。どちらにしろ組合員は変わりないが。