概要
滝壺より降臨なされた不動明王の様な容姿をしており、解説に寄れば諸国の滝壺より現れ、青龍のような水の流れに一切の魑魅魍魎悪鬼たちも滝霊王様の前にはひれ伏してしまうとされており、実は妖怪ではなく不動明王そのものを描いたのではないかとされている。
また水木しげる大御所氏著書の妖怪辞典などによれば、天台宗の寺院の1つである「葛川息障明王院」に伝わる “かつて開祖である相応和尚様が滝壺から引き揚げた霊木で不動明王像を彫って尊体とした”という伝説に登場する不動明王の化身をモデルにしたのが滝霊王ではないかとしている。