CV:土門仁
概要
三番目の日記所有者で通称3rd。
赤い長髪に水色の瞳をしている。
主人公雪輝たちの通う中学校の英語教師(アニメ版では数学も兼任しているようだが、後述のテストが英語の為、アニメも英語教師の可能性がある)。
しかし、その裏で世間を騒がせている連続通り魔殺人犯という顔を持つ。犯行の際は全身黒ずくめのコートと帽子で覆い、ゴーグルとマスクを着用して顔を隠している。得物は大型のナイフ。性格は猜疑心が強く、その一方で猪突猛進な一面もある。あと人の話を聞かない。
PSPゲーム『13人目の日記所有者』においては、教師の姿の時は穏やかな一面を見せつつも、言うことを聞かない生徒などには攻撃的かつ威圧的な言動をする二面性を持つ。
急に学校生活の調子が良くなった雪輝を日記所有者ではないかと疑い、教師の権限を使ってテストにわざと授業範囲外の問題を出題した。雪輝がその問題にすら楽々答えていたことから、疑惑を確信に変え、その命を狙う。
雪輝に『DEAD END』フラグを立てて建設中のビルに追い詰めるが、由乃の機転と雪輝のダーツにより日記を破壊されて敗北。『ゲーム』最初の脱落者となってしまった。なお、消滅する際に雪輝たちに対してどこか寂しげな目を見せていた。
通り魔として活動しているシーンしかなかったため、原作本編で素顔が明かされることは無かったが、後にゲーム版やアニメの設定資料などで判明している。
教師として働いている時は、長髪を束ね、理知的な佇まいをしている。
雪輝より先に『ゲーム』とはどういう物かを理解しており、9thとは既に交戦経験がある。
三周目の世界では光輝と由乃の決戦の中、犯行に及んでいる所を偶々見回りに出ていた平坂黄泉に取り押さえられ、警察に逮捕される。アニメでは偶に黄泉が面会に来ている。
日記
所有日記は『殺人日記』。自身の行う未来の殺人状況が予知される。
標的をいつ、どこで、どのように追い詰め、どう仕留めたかが表示される、言うなれば必ず実現する殺人計画。本編では出番が少なすぎたせいで分かりにくかったが、対象の潜伏先を特定することも可能。
ただし、表示される情報はあくまで狙いを定めた殺害対象に関するものであり、それ以外の不測の事態に弱い。また、あくまで自身が『殺す』側である事が前提の日記であるため、『殺される』側になってしまった場合の情報は表示されない。
備考
日記所有者12人の一人でありながら、第一巻第一話で死亡した本作最大のかませ犬。登場から退場までの吹き出しの数はわずか十個で、外伝に登場した際も出てくる度に敗れている。ムルムル曰く、どの因果でも最初に脱落する素質があるとのこと。
ただし、本人の着ている服には防弾・防爆処置が行われているため、通常の銃器や爆弾ではびくともしない。また、彼自身の身体能力も非常に高く、建物5〜6階分はある高さからアスファルトにダイレクトに着地しても平然としていた。更に雪輝は当初『あの3rdを倒した』ということで他の所有者たちから注目されており、周囲から厄介な相手と認識されていたようではある。
実際、ゲーム『13人目の日記所有者』では正体を握る市長に利用されつつも、圧倒的な戦闘力で日記所有者達を追い詰め、自身が死亡した後も市長を殺すきっかけを作るなどの活躍をしている。
関連タグ
須藤雅史 巴マミ:いずれも願いを叶える為の戦いで早期に退場した人物達。特に須藤とは「3番目」、「最初の脱落者」、「公務員の皮を被った殺人犯」などの共通点が多い。