概要
日記の4人目の所有者。通称4th。
cvは田中正彦。
警官という立場から、日記所有者たちによる殺人ゲームを止めるために行動する。
デウスによるルール説明で日記所有者が集められた際、3rdを倒したことで他の所有者たちが次々と雪輝に狙いを定める中、唯一彼の保護を公言した。後に、その言葉通り9thに襲撃された天野雪輝と我妻由乃の前に現れ、共に9thを撃退。それ以後は雪輝、由乃と3人で『未来同盟』と名付けた共同戦線を組む。
警官としては非常に優秀で、『ゲーム』主催者側には優勝候補の一人と目されている。
雪輝にとっては由乃に次いで現れた2人目の味方。暴走しがちな由乃に比べると非常に気さくで冷静な性格をしており、頼りがいのある好人物。しかし、6thに捕われていた9thと接触して以降は、敵であるはずの彼女に自身の持つ情報を流しており(この真意は9thにも分からない)、彼の本当の思惑がどこにあるかは不明。
西島真澄という部下がいる。日記所有者の中では唯一の既婚者で、結婚式場で働く妻と病気で入院している息子がいる。なお、過去の事件が原因で9thとはゲーム開始以前に面識がある。
子供の頃、欲しかったプラモを万引きして父親にボコボコにされた経験がある(ちなみにこの時欲しがったのは『偵察用ザク』)。彼自身はこれで懲りたようだが、実は当の父親もその頃空き巣に手を出していた。父親はまともな人生を送れず、最終的に蒸発の末にのたれ死んでしまった。この時抱いた『どうして(自分が親父にボコられたのと同じように)親父をボコる奴がいなかったんだろう』という思いが、彼が刑事を志す大きな理由となっている。
職業柄、銃の扱いにも手慣れている。
名前の由来はローマ神話の伝令、商業、そして泥棒の神メルクリウスから。刑事がこの神の名前を戴くというのは皮肉が過ぎるものの、過去に万引きをやっていたという経歴や知略に長けた能力から実はピッタリなネーミングであったと言える。
日記
日記名は『捜査日記』。
警官として自身が関わった事件の未来の捜査状況が表示される。
有名なテロリストである9thや、通り魔犯である3rdにはとても有効で、予知できる範囲は非常に広範である。その反面、捜査や犯罪と無縁な人間の情報は入ってこないのが欠点。
彼が所属する桜見署管轄外の情報も表示されないが、こちらは所有者が桜見市に集められているため問題ない。
関連イラスト
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ギャン:アニメ版によるとザクよりもギャン派らしい。なので幼少期に万引きしたのはギャンということになっている。