CV:仙台エリ
概要
未来日記の6人目の使用者。6thとも呼ばれている。
桜見市に本部を置く新興宗教『御目方(おめかた)教』の巫女兼現教祖。その信者は千人を数え、彼らからは"御目方様"と呼ばれている。生まれつき重度の弱視で、普段は教団本部にある巨大な座敷牢内で生活している。信者を使い、逃走中だった9thを捕縛。彼女の身柄を交渉材料として雪輝、由乃、来須を呼び寄せる。実は、この時自身にDEAD ENDフラグが立っており、以前フラグを覆したことのある雪輝に協力を求めてくる。その際、あのヤンデレクイーンの目の前で『雪輝くんを私にください』と言い放ったスゴい人。
緋色の和服に大きめのリボンを着用している。小柄な体格で、それに反比例するかのような長い髪が特徴。右目は基本的に閉じており、常に前髪で隠している。
普段は穏やかな物腰だが一般信者に対する統率力は非常に高く、12thの催眠術で混乱した信者達を一喝で正気に戻している。
また、前教祖であった両親を事故で失っており、そのせいで傾いてしまった教団を建て直すため、影で信者達の慰み者となっている(これは後見人である船津の発案による)。そのため、内心では『こんな世界はなくていい』という強い憎悪を抱えている。アニメ版では更に麻薬か覚醒剤らしき物を無理矢理注射されるシーンや、集団による性的な暴行のせいで骨が浮き出るほど痩せこけてしまっている描写が追加されており、より陰惨な悲劇性が強調されている。
雪輝&由乃戦の終盤では怨みのある世界を消し去ると宣誓し、信者たちにかつての自分が受けた性的暴行を由乃に加えるよう命じる。その際、由乃のブラジャーを引き千切る。由乃は原作では服を脱がされかけるというところで留まったが、アニメ版では服を破り捨てられほぼ裸になるまで脱がされている。
名前の由来は春の女神でプルートの妻プロセルピナ。ただし、名前に「日」が入っていたり、信託に関係した能力を持っていることから太陽神アポロという説もある(主題歌ではプロセルピナの名前が入っていない)。
日記
所有する日記は『千里眼日記』。
千を越える信者達からの教祖への未来の報告が表示される巻物。
全日記中でも最大級の情報量を誇り、その性質から遠隔地の予知も可能。
ただし誤情報の判別が出来ず、報告を全て信じる前提でないと使えない。そのため撹乱や裏切りには極端に弱く、12thにはそこを突かれて苦しめられた。
逆に物量で押し切れるため、9thにはとても相性が良い。
…ただし報告の中には『犬に噛まれた』、『犬の散歩をした』、『酔っぱらいに絡まれた』などといった、かなりどうでもいい内容もたくさんある。巻物という形状の上、椿本人の目の悪さを考えると、必要な情報を探すだけでも相当な労力だと思われる。ただ本編ではスラスラ見つけていたため、何かコツや技術があるのかもしれない。しかし信者は、陰で慰みもの扱いしている割には、悪い意味で律儀で、相手の悪知恵に対し無警戒な人物ばかりであり、投げられた毬を見たことに関してもいちいち報告するのでそれが仇となったこともある。
外伝での扱い
本編での出番は多くないが、二冊ある外伝『未来日記モザイク』、『パラドックス』双方に登場した。『モザイク』では完全な端役で、教団のよりダークな部分が描かれたのみだが、『パラドックス』ではゲストヒロインにまで昇格した。ちなみに、この時結構惚れっぽくてイケメンに弱いということが判明している。
(ただ、彼女の上記の「凄絶で男性不信を拗らせかねない過去」と、本編の「顔貌は整っているが、精神が不安定で異性への性欲は人並みにある雪耀に対する辛辣な態度」からして、秋瀬の「同性愛者寄りなために女性への性欲が人並み以下で落ち着きがあり、割と利他的な感情での行動も少なくない人柄や個性」にも惹かれたとも考えられる)
秋瀬或の事が大好きで、私の王子様といったり、キスをしたりしている(もっとも、割とまともな突っ込みをしていたこともあったが)。
関連イラスト
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赤木量子 - 椿と同じく、(やむを得ない事情があり、最終的には誤解も無事に解けたとはいえ)ヒロインの眼の前で『主人公と付き合っていてキスまで済ませた』ととんでもない発言を言い放ったキャラ。