我らは二人で一対、それを忘れるな
概要
ゲーム『Rise of the Ronin』の登場人物。主人公の片割れ的存在。
“黒洲藩”が幕府に対抗するため育成していた、二人一組の兵士「隠し刀」の一人。
主人公とは常日頃からともに暮らし、修行に励んでいた。
幼少期に生まれた村を幕府に焼き払われ、家族を失う。
主人公と逃げている最中、幕府密偵から襲われていたところを「研師」に助けられる。
変わり果てた故郷を前にして幕府への怒りと憎しみに震えていた。
その後、「研師」のもとで主人公と一緒に隠し刀として育てられる。
主人公と共に密書の奪取とペリー暗殺を命じられ、黒船に潜入するも青鬼の襲撃によって阻まれる。主人公と密書を逃がし、左腕を斬り落とされて行方知れずとなる。見つかったのは主人公と揃いの襟巻だけであった。
主人公と同様にキャラクタークリエイトで作られるため、プレイヤーによって容姿が異なる。服装等のキャラメイクは長屋で変更可能。
なお、デモムービーやアートブック等に登場する初期キービジュアル(所謂デフォルト)デザインは、ストレートの長い黒髪をポニーテールにした、赤い着物に黒いたっつけ袴姿の若い女性。
隠し刀は決まった名前を持たない存在のため、本作の主人公とその片割れは作中では名前が設定されていない。
また、主人公との関係も血のつながりがあるのか幼馴染なのかも公式で明示されていないため、二次創作では関係性も描き手によって異なる。
米国に連行されペリーに保護されていた。
左腕には機械仕掛けの義手を装着され、後に「鬼の手の侍」と呼ばれるようになる。
その後タウンゼント・ハリスに護衛として雇われて日本に帰国、ハリス暗殺のため侵入してきた主人公と再会し対峙する。再会に喜ぶ主人公に煙に巻くような言葉を残して去っていく。
再び消息が分からなくなり、主人公は片割れの行方を知るために様々な人物と出会っていく。
ネタバレ注意
主人公とは幾度となく対立する。
井伊直弼を暗殺する(主人公が彼を生かす選択をした場合)、清河八郎の暗殺、徳川慶喜暗殺未遂、アーネスト・サトウや赤報隊と手を組むなど様々な事件の裏で暗躍する。
また、坂本龍馬が主人公を惑わせているとして近江屋事件を起こす。
本作のラスボス。
幕府への復讐心だけでなく、戦いの中でしか生きられない隠し刀・主人公と自分がふたりで生きられる世界を作るために日本を戦乱の世にしようと目論んでいた。
主人公は最後に片割れを生かすか、殺すかの選択する。
どちらを選んでも展開が大きく変わるわけではない。勝海舟と西郷隆盛の会談によって江戸無血開城が実現し、夜明けを迎える。
どちらにせよ己の過ちに気づく。
生かした場合、遠い地から日本の明日を見守るため異国に渡る。
更に坂本龍馬が生存している場合はエピローグで米国で彼と再会するシーンが追加される。
余談
主人公と並行してラスボスをキャラクリエイトするというのは、ゲーム史上非常に珍しいケースである。
またキャラクリエイト作られた主人公と同じ存在であるため、見方を少し変えればラスボス系主人公にも当てはまる。