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牡丹姉妹

ぼたんしまい

『牡丹姉妹』とは『ようこそ!恋ヶ崎女学園へ』に登場するメインヒロイン二人のことである。
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プロフィール編集

所属恋ヶ崎超女学園(1年生)
所属部演劇部
カード属性キュート

それぞれの個人としての詳細は、関連タグのリンクよりどうぞ。


概要編集

恋ヶ崎超女学園に通う黄緑色の髪サイドテール女子生徒二人であり、どちらも演劇部に所属している。

そして演劇部なだけあって二人とも演技力にとても優れており、部長からも『演劇部の期待の新人』としてとても信頼されている。

二人とも見た目がとてもそっくりなのは双子だからであり、にこやかな方(メイン画像左の黒い服の方)があげはで、切れ長の目でクールそうな方(メイン画像右の白い服の方)がうすはである。

恋ヶ崎超女学園の演劇部は、こまめに校内上演をして自力をつけおり、全国の演劇コンクールにも度々入賞している名門でもある。

ちなみに恋ヶ崎の世界では、他校と競うような『公式大会』とも言える演劇では公平を期すため男子が役者として出演する事は禁止されている(そのため劇内での男役も女子が担当している)

ただし、校内上演といった他校と競う要素のない劇の場合は、男子が役者として参加することは許されている。


恋の成就に至るまで編集

綾芽と恋の成就後を果たしてから数日後の放課後に、男子部に新しい依頼が入ってくる。

依頼人演劇部の部長だったので、主人公は『大道具を運ぶのを手伝ったりするのかな』と予想していたがそうではないようで

『近年の演劇部は成果を出してきたものの…今年のの演劇部は去年までは部を引っ張ってくれた3年生の部員達が卒業してその影響でピンチになって色々とバランスが悪くなってしまったので、演劇部の立て直しのために男子部の力を借りたい』

という話だったのだ。そして具体的には『学園唯一の男子である主人公に劇に役者として出てもらいたい』という依頼内容だったのだが、

桜子達は「演の公演となると長期の依頼になるし、依頼を受けている間は男子である主人公が他の依頼を受けられなくなってしまう」ということで反対する。

しかし部長としては『役者として出ると言っても、主人公の負担にならないように出番はわずかで覚えるセリフも少ないし、他の依頼の合間に手伝う感じていい』とそこまで難しくはなさそうだったので、

桜子たちも「それならば……」と納得及び賛成し、主人公も演劇部の依頼を承諾するのだった。


そして演劇部の依頼の初日の日、主人公は演劇部の活動場所である体育館にやってくる。

そこで主人公は『演劇部の部員達と主人公の顔合わせ』という形で、部員達と軽く挨拶するのだが、

その中で一際を引く二人の女子を目にする……その二人の女子はそっくりと言ってもいい程によく似ている…つまり双子であり姉の方…『牡丹あげは』が自己紹介を妹の『牡丹うすは』の分と一緒にしてくる

だがうすはの方のそっけない態度に主人公は『あげはちゃんは愛想が良いけど、うすはちゃんの方はあまり愛想がいいとは言えないな』といった第一印象を持つのだった。

部長が『牡丹姉妹は演劇部の期待の新人で、すぐに主役を張れるほどの実力を秘めている』と紹介するので、それを聞いた主人公は素直に関心していると、あげはの方が主人公を凝視してくる。

それに「どうした?」と主人公が聞くとあげはは「予想してたよりずっとカッコいいなって……」と褒めてくるので照れていると、うすはの方は「私はなんかパッとしない(と思う)よ」と手厳しい事を言ってくる。

それにあげはが「うーちゃんは照れ屋さんなの」とフォローするも、主人公にはうすはは本心で言ってるように感じたようで、うすはの態度に主人公は『あげはちゃんとは仲良くなれそうだけど、うすはちゃんは俺を疎んでいるのか?』と考えてしまう。

だがあげはが「今回は本物の男子がいるし素敵な劇にしましょうね!」と意気込むので、主人公も「俺もやるからには頑張るよ」とやる気を出すのだが、うすはは「素人には期待してないし、足を引っ張らないでくれればそれでいいから」

と主人公に辛辣な言葉を浴びせ、それを部長が諫めてくれるものの、主人公はこれからの練習に大きな期待と小さな不安を感じるのだった。


劇の練習に入る前に主人公は、自分が出演する劇の内容を知るべく部長に台本がないか聞くのだが、台本はまだ未完成で現在文芸部に依頼して作ってもらってる最中なのだが、

プロットは届いているので、部員全員(と主人公)で一度読んでみることになる…配役は牡丹姉妹が主演であげははそれに喜ぶものの、うすはは『相手役が主人公』ということで乗り気ではないようだった。

だが肝心のシナリオはというと、文芸部の自分本位及び趣味・好みで書かれたとても評価されるとは思えない内容だったのだ。


結局演劇部としては台本はNGという事で、数日後に文芸部には作り直しを頼むのだが文芸部は「もう私達は降りるから、後は勝手にやってくれ」と台本を書くのをあきらめて交渉決裂という最悪の結果になってしまう。

それに牡丹姉妹はとても不安がり、(二人の実力を知らしめるチャンスなのに、このままじゃ劇そのものがなくなってしまう)と思った主人公は創作経験がないのに「台本なら俺が書く!」と言い出し

うすはにそれをツッコまれても「ないけど大丈夫だ」と根拠のない事まで言ってしまう。だが部長は「男子が書いた台本なら宣伝にもなる」という事でそれに賛成し、話し合った結果

『主人公と手伝いの牡丹姉妹が考えたアイディアを元に、部員全員で掘り下げていく』という方針になる。

(ちなみに牡丹姉妹が手伝うのは主人公の『主演の二人の意見を取り入れたいし、もっと交流して良い関係を築きたい』という考えが理由である。)

主人公は男子部でその件を話すも、桜子と小梅に勝手に余計な仕事を引き受けてしまったことを責められるも、(もう決めた事だし、全力で台本を考えるぞ)と決意するのだった。


そしてお小言を言われてしまった後日、主人公は昼休みに牡丹姉妹と学食に集まって台本の打ち合わせで話し合っていくのだが、

主人公がメチャクチャな案を出すのでその時間では大きく前進はせずうすはには「どうでもいいアイディアばかり出すから……」と責められてしまうが

主人公はとっさの思い付きで「本当に使えるアイディアはどうでもいいようなものからできるんだよ!」弁明すると、あげはは納得してくれる。

そしてあげはは「うーちゃんが私以外とこんなにお話するのは初めてだし、もしかしたら先輩に心を開いてるのかな?」とうすはに聞くが、

うすはは「(主人公と話すのは)劇に為で仕方なくでやってるだけだし、そうじゃなきゃ話したくもない」とバッサリな辛辣回答をする。

それを聞いた主人公は(嫌われるようなことをしたつもりはないんだけど、うすはちゃんは俺のことが嫌ってるのか?)と一人悩むのだった。


それから数日後、主人公達は大まかながらにも台本ができたので、一度部長たちに見てもらう事にする。

三人とも自信ありげで特に牡丹姉妹の自信満々な顔に、部員達も期待して読んでいくのだが、

内容はと言うと『死後に等しいギャグが満載だったり、(可愛いし、見る人に感動を与えたいという理由で)出てくる妖精が『バイオレンスも必要』という理由で死んでしまう』

という文芸部のプロットとどっこいどっこいな感じだったのだ。当然部長には却下されるが、『文芸部に手直ししてもらう』という形でひとまず台本作りは区切りがついたのだった。


その日から数日後……主人公は男子部で他の依頼をこなしてから遅れて演劇部に合流するのだが、そこで牡丹姉妹と部長から『台本が完成した』という良い報せを聞く。

部長の話では、『主人公達の独創的な台本に文芸部がインスピレーションを受けて、ドタバタ劇が得意な部員が一気に完成させてくれた』というのだ。

台本を受け取った主人公は内容を確認すると、主人公達の原案が上手くアレンジされて、しっかりとしたストーリーに仕上がっていたのだ。

その出来栄えに主演及び原案を務めた牡丹姉妹も納得で、部長も「これなら校内公演で受けるのも間違いなし!」と太鼓判を押すのだった。

これで最初の問題を解決した主人公達は全員で読み合わせをしていく……主人公達が主役を務めることになる劇は

  • 『見ず知らずの隣国の王子との策略結婚を拒む王女は魔女と取引を行い、魔法で自分そっくりの分身を作ってもらいそれを身代わりにしようと画策し、王女はあわよくば策略結婚が破綻になるよう分身に命令するが実際に王子を見てしまった本物王女は王子に一目惚れしてしまう。縁談を御破算にする最初の命令を忠実に実行しようとする分身王女と、それでは困ると阻止する本物王女果たして本物王女は結婚できるのか?そして分身王女の決意とは?』

というのがストーリーのあらすじで、王女があげはで、分身の王女がうすは、魔女が部長、そして隣国の王子が主人公という配役になっている。

読み合わせの中で主人公はうすはに叱られ、あげはフォローされながら自分のセリフを読み上げていく…その中で主人公は(演技って凄く楽しいじゃないか。是非とも良い劇にしないとな……)と思い

牡丹姉妹がどれほどに凄い演技をするかを一番の楽しみとして感じるのだった……


今日も演劇部の練習で主人公が体育館に向かうも牡丹姉妹の姿がなかったので部長に聞くのだが、「二人は舞台袖にいるから呼んできて欲しい」ということで頼まれた主人公は

舞台袖に向かうと、牡丹姉妹は着替え中の最中で下着姿でそこにいたのである。二人が下着姿で舞台袖にいた理由についてはあげはの話によると

うすはが「あーちゃんの方がスタイルが良い気がする…採寸の結果に違いはないけど、微妙に見た目が違う」と言い出したのが理由で、更にあげはは

「そういう事だから先輩に私達二人の身体を見比べてほしい」とトンデモな事を言い出したのだ。当然うすはは「そんなのやだよ、男に見られるなんて恥ずかしい!」と強く拒むが

「あげは達は演劇部員なんだよ! 男子から見られることにも慣れておかないと!じゃないとあげはたちは上には行けないと思うよ」とあげはに言われてしまって観念して承諾してしまい、

主人公はあげはとうすはの身体を徹底的に比べていくのだった……流石に一線は越えなかったものの、『ブラを取って胸を見比べるだけなく直で触ったり』といったこともあったが、

最終的には『二人ともどこにも違いなんてないし、うすはが気にしすぎてるだけ』という結論に落ち着くのだったが、この出来事が理由でうすはにある変化が生まれることになる……


そんな事があった後日でも、演劇部員(と主人公)は張り切って練習する。台本の件で時間をロスしてしまったのもあり公演までの余裕もなく、

集中して取り組まなくてはならないのだが、ドラブルが発生してしまう。それはうすはが上手く演技ができず、それでストップする失敗が何度も続いたのだ。

今までは問題なく自分の役をこなしていたうすはのぎこちない演技や失敗に「もしやスランプでは?」とささやく部員すらもいたのだ。

主人公はあげはから『うすはは『この前の出来事』を引きずってて自分を前にすると意識して調子が出ない』という事を知ると、欲情に走って自分のやってしまったことを大きく悔いる。

そしてうすはのスランプ解決の為の策を主人公は考えに考えて、一つの閃きが頭をよぎる……それは『あげはとうすはの役を交換する』という大胆過ぎる奇策だったのだ。

それを聞いた部長も驚くが、それもそのはず……その策は『正反対の役だから、もしかしたら上手くハマるかもしれない』という賭けに近い考えによるものだったのだ。

部長は少し考えて、主人公の案で一度通してみることにし、あげはも「あげは的には問題ないよ! やってみようよ、うーちゃん」と促し、うすはも承諾する。

話は決まったが、主人公のアイディアは上手くいくのだろうか…だがその心配は杞憂に終わり、先程までのスランプが嘘のようにうすはの演技は見事に冴え渡っていたのだ。

同じく自分の役がうすはと交換されることで変わったあげはも問題なくこなして、部長も大満足で充実した練習は続いていき、

その中で主人公は自分と牡丹姉妹の絆がこれ以上なく強くなっていくのをハッキリと感じ取っていたのだった……


そして主人公達の劇の本番の日当日が遂にやってくる。実戦経験のある部長と牡丹姉妹は自信もやる気満々だが、これが文字通りの初舞台である主人公は分かりやすい位に緊張してしまう。

しかし、牡丹姉妹の励ましで気持ちを切り替えた主人公は(『男子部の依頼』としては勿論だけど、二人の為にも最高の舞台にしてみせる!)決意して本番に挑むのだった……

途中で『主人公がセリフを間違える』という小さなミスはあったもののそれ以降はアクシデントもトラブルもなく進んでいき、双子が主演を務めるドタバタ劇は無事に幕を下ろしたのだった。

そして劇の後のカーテンコールや後片付けも終わった舞台で、牡丹姉妹はそわそわした様子で主人公に「ねぇ先輩……」「……大事な話があるの」と改まって言うので、真剣な話であることを主人公が感じていると

二人は双子らしく全く同じように顔を赤くして、そして瞳を潤ませて『昨日二人で話し合って舞台が終わったら先輩に告白しようと決めた』と言ってきたのだ。

それを聞いた主人公は少し驚くのだが、主人公と二人は『恋の成就』を果たすに相応しい絆を結べていたのだ。当然主人公の答えは決まっており

「俺も君たちが好きだ! 両方とも、同じくらいに!」と告白の返事を返すと、それを聞いた二人は大きく感激し、主人公はたまらず二人を抱き寄せて交互にキスをしていく。

そんな三人を見た部長をはじめとする部員たちはと空気を読んで笑顔で退散し、舞台には……体育館には主人公と牡丹姉妹だけが残り、また新たに恋の成就を果たした主人公はうすはと…そしてその後にあげはとも心身ともに結ばれるのだった…


関連タグ編集

ようこそ!恋ヶ崎女学園へ 双子 姉妹 緑髪 演劇部

牡丹あげは:牡丹姉妹の姉の方

牡丹うすは:牡丹姉妹の妹の方


恋ヶ崎のメインヒロイン編集

八橋綾芽牡丹姉妹(牡丹あげは/牡丹うすは)藤沢しのぶ

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